女優の平愛梨さん(32)とインテルミラノ所属のサッカー選手・長友佑都さん(30)が12月24日に都内で婚約会見を行い、1月29日に入籍することを報告しました。
平さんの薬指には大粒のハート型のダイヤモンドの婚約指輪が輝き、まさに幸せいっぱいという感じ。平さんは今後仕事をセーブし、長友さんを支えていくとのことです。
もともと天然可愛い系キャラとしてバラエティ番組で人気だった平さん。そんな彼女が今回一流アスリートと結婚したというのは、“女性の憧れ”的な幸せを手にいれたといえます。
しかし熱愛発覚から会見までをみても、ちょっと空気がよめない天然っぷりが炸裂。結果、完全に男性からも女性からも違和感を感じさせてしまっているように見えます。
本来結婚は祝福されるべきですし、仕事をセーブして異国へついていく覚悟は相当なもの。しかし世間を白けさせる彼女の言動は、いったい私たちの心の中にどんな影を落としているのでしょうか。
■「婚約指輪よりじゃがりこ」は笑えない
今回の婚約会見は終始和やかで笑いの耐えない会見だったようですが、婚約指輪の話題にはネットを中心に女性たちから共感できないという声が噴出してしまいました。
それは、婚約指輪をもらった感想について話をしていたときのこと。平さんは「宝石よりも大量のじゃがりこが欲しかった」と冗談でお兄さんに話していたエピソードを披露したのです。長友さんもこれには仰天したという笑い話なのですが、ネットでは「冗談でもかわいそう」「じゃあその指輪返せよ」「あざとい!」と同性からのクレームが続出。
指輪をしっかりもらっておいて、「私は宝石をもらえるような人間だと思ったことがない」という姿勢をとる平さんに、女性特有のあざとさを感じずにはいられないようです。
今回の結婚で彼女の好感度はこういったやり取りもあって下がりつつあるようにも見えます。それは天然かキャラ作りなのかという周りが気になる問題を抱えながらも、「庶民的な感覚」を全面に打ち出そうとするからだと思います。
通常のタレントや女優であればただの冗談として流される一言が、彼女の場合は「本心のコメントなのか?」という疑惑が常にくっつく。そのため、見るものの心に影を落とすのかもしれません。
とはいえこうして億単位プレイヤーと結婚を決めるのだから、天然でもあざとくても、うやらましい限りです。
■女優が「関白宣言」を憧れと話す違和感
平さんが見るものの中に落としたもう1つの影。それは理想の女性として、さだまさしさん(64)の名曲「関白宣言」を例に出したことにあります。
昭和の亭主関な男からの要望がズラリと並ぶこの曲。「飯は上手く作れ」「浮気はしない……多分……ちょっと覚悟はしておけ」「帰る場所はないと思え」「俺より先に死ぬな」などなど、男からの指示は多岐にわたります。
平さんはそんなこの曲を毎日聞いているといい(それもどうかと思いますが)、それが理想というのです。
はっきり言ってこんな時代遅れな価値観に憧れを抱いていることにゾッとしたのですが、同時に違和感も感じます。それは、「そんなに誰かを影で支えたいんだったら、なぜ女優になったのか?」ということです。
女優という職業は、もともとは女性の自立のシンボル的な職業の1つ。ってこれも古い話ではあるものの、人から憧れを集める職種であることは今も変わりません。
それを目指しておきながら「耐え忍ぶ女性に“すごく”憧れます」と話す彼女には、違和感を感じてしまうのです。
彼女に対する批判が出る理由、それは発言と行動の不一致があり、しかも結果として彼女は幸せになっている。そんなちぐはぐさが見ているものの中に影を落とすのかもしれません。
とはいえ、夫婦の道はこれから。さださんの「亭主関白宣言」には、アンサーソングとして「関白失脚」という曲があるそうです。夫が自分を尻に敷く妻に対する不満と家族愛を歌う曲なのですが、そうなってしまわないように……いや、そうなってこそ平さんの天下がくるのか。
どんな家庭を築くのか今から楽しみです。