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橋下徹(46)のタレント復帰となる『橋下×羽鳥の新番組(仮)』(テレビ朝日系)がスタートした。もともと弁護士出身タレントだった橋下は、出馬した’08年1月の大阪府知事選に当選。’11年11月には知事を辞任し「大阪都構想」などをマニフェストに掲げ、大阪市長選に出馬、当選した。そして’15年12月、市長の任期満了とともに「政界引退」を表明。去就が注目されていた彼が選んだ道は「司会者」!

 

「大阪都構想をぶち上げて、府民、市民をあれだけ注目させておいて、いきなり『引退』。なに始めるかと思ったら司会者って……どこ目指してはるんやろ、私が聞きたいわ」

 

大阪国際大学准教授で「全日本おばちゃん党」代表代行の谷口真由美さん(41)は、府知事時代から彼の政策にフェイスブック上で「ツッコミ」を入れてきた“因縁浅からぬ”(!?)関係。そんな谷口さんが「どこ目指してはるんやろ!?」と言うほど、彼が目指す先は不明だ。そこで、これまでの「元知事出戻りタレント」の“その後”を谷口さんと振り返り、橋下徹が狙う路線を、勝手に予想しました!

 

【石原慎太郎(83)】

 

作家として大学在学中に芥川賞を受賞。衆参両院で議員を務めた後、’99年に都知事に初当選。4期の長期政権となった。’12年に退任後は衆議院議員に復帰したが、’14年、政界引退を表明した。’16年1月、故・田中角栄の人生を描いた小説『天才』を発表するやいなや、ベストセラーに。

 

「この人は、デビューからずっとブレてないんです。“裕次郎の兄”として(笑)。亡くなった裕ちゃんの姿を、アニキに重ねたいファンは今も多いんでしょう。ただ、絶えず何かに対しハッキリとした物言いしてきたところもブレてないので、それが本職に戻って、ベストセラーを出せた理由なんでしょうね」(谷口さん・以下同)

 

【猪瀬直樹(69)】

 

ノンフィクション作家だったが、石原都知事(当時)に気に入られ、副知事を務めた。彼の退任後、’12年に都知事に当選。東京五輪招致を成功させたが、金銭問題でわずか1年で辞任。妻にも先立たれ、作家復帰後も、話題作やヒット作の話は聞かない。

 

「ずっと石原さんのブレーンをやってたらよかったんでしょうけどね……。ノンフィクション作家として、他人の不正を暴くのは得意だったんでしょうけど、自分の不正は認識できなかった。世間も、今の彼の書くこと、なかなか信用できませんよね」

 

【東国原英夫(58)】

 

たけし軍団の一員として、バラエティ番組に多数、出演。’07年に宮崎県知事に当選した。’11年には都知事選に立候補し、落選。’12年の衆院選で当選するが翌年、辞職してしまう。現在はコメンテーターとしての活動がメイン。

 

「タレントの『そのまんま東』って、裸芸しか思い出せず。芸名はおもしろいけど、つけたのは師匠のビートたけしさんでしょ。自分のポリシーは、じつはあんまりない方だと思うんです。知事も1期だけやし、そのつど、進む方向が違う。でも空気を読むのは上手だから、今はおとなしくしてたほうがいいと思ってたりして。だってもし出馬したら、途端にスクープされるかもしれへんし(笑)。実際、過去に『淫行事件』報道もありましたけど、裸になるのは芸だけにしとかな」

 

さて橋下はいったい、どの知事にいちばん近いタイプ?

 

「ズバリ『東国原タイプ』。つねに誰かとケンカしてるイメージがあるけど、ホンマに強い相手とはケンカしてる感じはない。空気を読むのが上手なところが東さんと同じ。5年くらい選挙に出ないかもしれないし、逆に来年、いきなり出るって言いだすかもしれない。ホンマ、私もどうするか聞きたいわ(笑)」

 

タレント復帰も、結局のところ選挙対策!?

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