“キス病“… テレビや新聞で話題になったこの病気をご存知だろうか?昨年冬、爆笑問題の田中裕二(48)がウイルス感染症で緊急入院したことをきっかけに有名になったこの病気は、キスや回し飲みで伝染する。アメリカの大学生に、キスによる感染者が多かったのでこの俗称がついたという。
田中は復帰会見で感染経路については「心あたりは何年かない」と話したが…。正式名称は「伝染性単核球症」という。ヘルペスの一種で人の唾液にも含まれているEBウイルスが病原体だ。
日本では2歳までに70~80%の人が感染して免疫ができているので、一般的にあまり知られていなかったようだが、最近では成人してから感染する人も増えているそうだ。
幼児期に母親を介して感染する場合が多く、子供のうちにかかっても水痘やはしかと違って目立った症状は出ないという。ひどくなったとしても、軽い風邪と同じようなものなので気が付かないことが多いよう。
ただし、大人になってから初めて感染すると倦怠感、発熱、のどの痛み、首のリンパ節の腫れや肝機能障害などの症状が出る。治療法は特にないため、安静にしていることが必須だということだ。
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