長崎県に生まれ、看板店、ちり紙交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家になった蛭子能収(67)が、本誌読者からの相談に答える!

 

【Q】「最近、夫が、故郷の山形で暮らしたいと言い始めて、いろいろ情報を集めています。東京で生まれ育った私には田舎暮らしは無理です。夫の行動をなんとか止めてもらえませんか?」(桃木梨子さん・59・主婦・東京都)

 

【A】

「今日は、競艇でボロボロに負けてしまったので、いい回答ができる気がまったくしないですよ。まぁいいですかね。それにしても、旦那さんは純粋な人ですね。たぶん、太川陽介さんみたいに夢を追っているんですよ、フッフフフ……。

 

奥さんが59歳だったら、旦那さんは定年間近だと思うんですが、その年齢で自分探しをしているんですよ。過去を振り返って田舎なら、自分らしく生きられるみたいに思っているんですよ。

 

でも、それは、うまくいかないと思いますよ。趣味でもなんでもいいから、今、東京で生きがいを見つければ、そんな気がなくなると思いますけどね。

 

ちなみに、オレは仕事がなくなったら、故郷に帰ってもいいと思っているんですよ。なんたって長崎には競艇場がありますからね。あとパチンコと映画館があれば、オレはどこでも生きていけますから」(蛭子)

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