「昔は“歯はいずれ失うもの”“お年寄りは入れ歯が当然”と思われていましたが、今では死ぬまで自分の歯を保つことを前提にした治療を施す歯科医院が増えています。髪や肌を大切に扱うように、歯のケアも意識して行うことが大切です。いい歯科医との出会いが、いちばんの近道ですよ」
そう話すのは、歯の専門誌『Dentalism』編集部の丹羽麻理さん。丹羽さんは、歯への“意識”の重要性を訴える。では、いい歯科医に出会うにはどうしたらいいのか?そこで、“いい歯医者さんに出会うためのチェックポイント”を紹介。
【予防歯科に力を入れているか】
歯のみがき方、歯みがき粉の選び方の指導など「予防」への意識の高さは、よい医院の必須条件。
【定期健診を推奨しているか】
「治ったら終了」ではなく、虫歯を未然に防ぐべく定期健診を行っているかは大事なポイント。
【「早い」をウリにしていないか】
「早さ」よりも「丁寧さ」が重要。患者と向き合った治療にはある程度の時間は必要。
【診察前にカウンセリングを行っているか】
歯のトラブルの根本原因を探るための事前カウンセリングは必ず行ってほしいもの。
【歯科衛生士の数は適性か】
歯科衛生士が少なすぎない、専用の部屋があるなど、歯科衛生士の存在感が大きければ◎。
【最新医療に対して意欲的か】
最新の医療技術や設備投資へ意欲的な医院は、治療の選択肢が多いことが期待できる。
最近はたいていホームページがあるので、以上のポイントを満たしているかをチェック。サイトが充実していない昔ながらの医院の場合は電話で「予防歯科をやっていますか」などと聞くのもひとつの手だ。