「読むと心が軽くなる」「蛭子さんなのに、またいい話してる」「安定の競艇オチ」……とネット上で話題を呼び、たちまち4刷というヒットとなった単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)。その好調な売れ行きに、「え、あの本が?信じられない……」と驚く蛭子能収(69)が、本誌読者からの相談に答える!
【Q】「わが家の墓は、実家がある岐阜にあるので、年に1度くらいしか墓参りできません。母が墓守りをしていますが、いずれは墓参りができなくなるのでは……。どうすればいいでしょうか?」(三つ星さん・50・デザイナー・東京都)
【A】「墓なんか、紙に名前を書いたものを部屋に貼っておくだけで十分」(蛭子能収)
人の墓なんか知りませんよ。オレの家の墓は、長崎から所沢の霊園に移しましたけど、きょうだいから「金があるなら持って行ってよ」と言われて仕方なくしたこと。月に1度は墓参りしていますが、正直、面倒くさいです。
そもそも墓を建てる風習なんてやめてしまえばいいと思っています。だって、今生きている人も、いずれは死んでいくんですよね。そうしたら墓をつくる場所は、どんどん足りなくなっていくんじゃないですか。日本中が墓だらけになっちゃいますよ。ウへへへ……。
先祖を大事にする気持ちもわかりますよ。でも、わざわざ家から離れたところに墓を建てる必要があるんですかね。紙に名前を書いて部屋に貼っておけばいいんですよ。
とはいえ、オレも死んだら、所沢の墓に入るんでしょうね。子どもたちは墓参りに来ると思うけど、孫は来ませんよ。オレは孫と遊んでも3分で飽きて嫌になります。孫たちも、そんなじいちゃんのことなんかなんとも思っていないはず。もう墓なんていりませんよ。
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建前だらけの世の中に、疲れ果てたらこの1冊! 当コラムをまとめた“きれいごと、ゼロ”の単行本『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社・630円+税)好評発売中です。
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