毎月4回お届けするこどもみらい探求社からのレポート。
その内2回は、「70㎝の目線」。
こどもたちにひとつの“ありふれたモノ”を渡していき、創造される「あそび」をお送りします!
残りの2回は、「保育士起業家 まい&めぐの社会実験“こども×??”」
こどもたちの明るい未来のために、様々な分野とコラボレーションをしたレポートをご紹介。
今回は「70cmの目線」、出会ったモノは、「鏡」です!
◯ 今日のこども ◯
のんちゃん(0歳8ヶ月)
好きなもの:家族、冒険
【観察を終えて…】
今回も、0~2歳の親子で通う習い事 “おやこ保育園”で繰り広げられる遊びの中からのご紹介。
今回、鏡と出会ったのは、登場2回目の、のんちゃん。
のんちゃんは、他の遊びをしていましたが、ふと顔を上げた時に鏡を見つけました。
はじめは不思議そうに見ていましたが、
声を出してみたり、手を出してみたりと、
鏡の向こうにいる“なにか”とコミュニケーションを取ろうとしました。
0歳~1歳は「自我」が芽生えるプロセスです。
その「自我のめばえ」に至る過程で、重要な役割を担うのが、実はこの「鏡遊び」なのです。
自我がめばえ、自分の存在を認知し始めると、鏡の中にいるのが自分であるということに気づきます。
大人は当たり前に「自分」という存在を認知していますが、「認知」する力は、このように育まれていきます。
また、1歳を過ぎても子どもは鏡が大好き!
ドレスを着て、自分を見る。
かっこいいポーズをして、自分を見る。
「自分」を認知し、「自分」に興味を持つことは、とても大切な人間のステップなのです。
こどもに習って、大人も鏡の向こうの「自分」をじっくり見る時間を取ってみてはいかがでしょうか?
そしてもちろん、あなたのお子さんにも【鏡】を渡してみてくださいね!
次回の素材も、普段なにげなく使っている生活用品。おたのしみに!