韓国出身のボーイズグループMYNAME(マイネーム)が12月7日、日本オリジナルアルバム『ALIVE~Always In Your Heart~』をリリース。個性豊かなキャラクターと、その歌唱力の高さ、キレのあるダンスパフォーマンスでファンを魅了してきた彼らが、ベスト盤のリリースから約1年ぶりにニューアルバムを発表する。
今作は、メンバーが作詞作曲した楽曲が初めて収録されるなど、これまでの活動の集大成ともいうべきアルバムで、全11曲収録。メンバー別ソロ・ジャケット盤(全5種)にも、アルバムとは別にメンバーが作曲したソロ楽曲、セヨン&ジュンQのデュオ楽曲が収録される。
女性自身の独占インタビューでは、メンバーそれぞれのお気に入りの楽曲やソロ曲の解説や制作秘話、レコーディング中のエピソードなどを語り尽くしてくれた5人。2017年の抱負、ファンへの感謝の言葉、メンバーの溢れ出る思いをぜひ、受け取ってください!
MYNAME SPECIAL INTERVIEW!!
Q:12月7日に4枚目のアルバム『ALIVE~Always In Your Heart~』がリリースされます。どのようなテーマで制作されたのでしょうか?
コヌ:テーマは、「今のMYNAME」ですね。自然なMYNAMEを表現したアルバムだと思います。
Q:ベスト盤以来、約1年ぶりのオリジナルアルバムということで、メンバーそれぞれの個性や魅力が光る1枚ですよね。収録された11曲すべて新曲ということで、みなさんのお気に入りの曲を教えてください。
コヌ:僕がいちばん好きなのは、タイトル曲『Alive or Fallen』です。メロディもいいし、振付けもカッコいいし、むちゃくちゃいい曲だと思います。セヨンが振付けしたんです。
セヨン:今までMYNAMEがやったことのないタイプの振付けで、歌詞をちゃんと表現できたし。ライブとかでファンと一緒に踊れるポイントもあるし、期待してください。
ジュンQ:手をぐるぐる回すんですよ。
Q:インスさんが気に入っている曲は?
インス:『GOLD RUSH』ですね、聴きやすい曲です。私は、韓国で車を運転するんですけど、ドライブしながらアルバムを聴いて、この曲がいちばん好きだなあと思いました。素敵ですよ。
セヨン:僕は『RAIN』が好きです。雨の情景が思い浮かぶ曲で、家族に聴かせたとき、いちばん好きって言ってくれたんです。女性が好きなタイプの曲だと思います。
Q:セヨンさんの「ミアネ(ごめん)」って一言が印象的でした。
セヨン:はい(笑)。よかったですか? ありがとうございます。
Q:ジュンQさんのお気に入りは?
インス:『ニガモンデ』です。
ジュンQ:もちろん、『ニガモンデ』も好きですけど、『FIREWORK』 もいいですね。これもセヨン兄さんが振付けを考えてくれて、カッコいいパフォーマンスになっていると思います。
チェジン:僕はセヨン兄さんと同じ、『RAIN』です。好きなメロディだし、歌詞が心にちゃんと届く歌です。
Q:作詞作曲したり、振付けをしたり、とメンバーの力が結集したアルバムになりましたね。
セヨン:そうです。今回のアルバムは、今までの作品のなかでいちばんメンバーのプロデューシングが入っていると思います。生きている証し=「ALIVE」が入ったアルバムです。
Q:また、5人それぞれのソロ盤も同時にリリースされます。ソロ盤に入っている曲について、聴きどころを教えてください。
コヌ:『Good Bye To You』は、MYNAMEの曲や、僕のソロ曲とかで披露してきたせつないバラードとも少し違うR&Bで、「別れた人に会いたい」という歌詞ではあるんですけど、自然に聴ける曲です。60%くらい英語の歌詞になるので、ポップな感じに仕上がっています。歌詞は、別れって悲しいけれども、時間がたってから考えると、いい思い出だったなあ、いい人だったなあって思うときがあるじゃないですか。そういうことを思い描きながら作った曲です。
Q:コヌさんの実体験ですか?
コヌ:いや、違います。みなさん、あるじゃないですか、「別れたけれど、いい人だったなあ」って思いは、人間だから。「僕だったら、どうなるかなあ?」ってイメージして、考えながら作った曲です。
Q:「if」ですね。
インス:if ……(笑)。
コヌ:まあ、55%は実体験かな(笑)。
Q:インスさん、『雪道』はどんな曲ですか?
インス:僕自身、冬がとても好きで、中島美嘉さんの『雪の華』をロールモデルにした曲です。寒い冬のなかでも、温かさを表現したくて。歌詞も自分で書いて、ポエムのような感じに仕上がりました。実は、最近、本をたくさん読んでいます。なかでも好きなのが、短い文章で書かれたもので、韓国でとても流行っています。2行、3行で終わる短い文章、詩のようなものと言ったらいいのかなあ、本当にたくさん読んでいます。そういう本を参考にしながら歌詞を考えることも増えました。
Q:ジュンQさんのソロ盤に入っているのは、『Oh My Gosh』ですね。
ジュンQ:僕が作詞作曲しました。今までのセヨン兄さんとのデュエット曲は、甘い感じの楽曲だったので、今回はヒップホップな感じで、カッコよくパフォーマンスもできる曲にしてみました。
セヨン:「ジュンQはこんな曲も作れるんだ! すごいなあ」って思いました。最初は、ジュンQのカラーが強くて、合わせるのがちょっと大変だったんです。でも、僕の色とジュンQの色が混ざることで、逆に不思議な色が出てきました。楽しみですよね、ソロでも歌える曲だし、いい曲だと思います。
Q:チェジンさんのソロ盤に入っているのが『僕の心に』ですね。
チェジン:この曲はコヌ兄さんが作ってくれました。曲を作る前にコヌ兄さんと「どんなスタイルの曲がいい?」って話し合いをしたんです。曲をもらったときは、難しくてちょっと心配だったんですけど、レコーディングのときにコヌ兄さんが教えてくれました。
Q:どんなところが難しかったんですか?
チェジン:スキルが必要だったんです。高低があって、裏声を出さなきゃいけなかったし。
Q:コヌさんは優しく教えてくれましたか?
インス:怒られた(笑)。
チェジン:僕は怒られるとできなくなるタイプなんです。優しく教えてもらわないとダメ。
インス:幼稚園児みたいなんです。
コヌ:セヨンやジュンQだったら厳しくするんですけど。ダメ出しすると、自信がなくなって何もできなくなるから、優しくアドバイスしたんです。
チェジン:僕は、褒められるほど伸びるタイプだから。
Q:話し合いをしたとき、チェジンさんは、どんな曲にしたいってリクエストしたんですか?
チェジン:秘密です。
コヌ:なんで、秘密なの!
セヨン:インタビュー中なのに (笑)?!
コヌ:チェジンからは「楽器がたくさん入らないほうがいい」というリクエストがありました。だから、一つ目のサビまではドラムが入っていません。チェジン、そう言ったでしょう?
インス:俺のソロ曲も作ってくれよ。
Q:コヌさん、人に曲を提供するのは初めて?
コヌ:そうですよ。やってよかったと思った点は、僕とはまた異なる魅力のバラード曲になった点です。最初、ガイドラインとして、僕が歌ったものをチェジンに聞いてもらったんです。でも、レコーディングをしてみると、そこはやはり年齢差があるので、僕の感性とも違う、20代前半のチェジンの感性でイメージ通りに仕上がって、それがおもしろかったです。
Q:2016年もそろそろ終わりますが、1年を振り返って、グループにとってどんな年だったなあって思いますか?
インス:2016年は、ソロ活動が活発な1年だった思います。コヌが今年の頭にソロアルバムを出して、セヨンは『Honganji』という舞台に出て、その後、11月に私がミュージカル『カフェ・イン』に出演し、末っ子たちはアルバムやライブの準備をしたり、と。そんなふうに各々がソロ活動するのは今年が初めてだったんです。ソロで経験したことは、一人ひとりの力になり、今後のグループの原動力にもなると思います。来年は、さらに精力的にソロ活動して、MYNAMEとしても成長し、さらに上のステージに上がれるように頑張ります。
ジュンQ:今年、僕は韓国でWEBドラマ『ビューティー学概論(原題)』に出演しました。初めての俳優の仕事で、演技は本当に難しかったのですが、また、機会があったらやりたいです。もともと学校で演技の授業も受けていましたし、役者にも関心があったので。
Q:セヨンさんは舞台をやっていかがでしたか?
セヨン:実は、まだ内容を言えないんですけど、11月はずっと撮影をしていました。もともと役者もやりたかったし、できれば、来年はもっとお芝居の仕事を増やしたいです。舞台『Honganji』が本当におもしろかったんですよ。舞台は、やればやるほど、その魅力に取り憑かれるし、先輩の俳優の方々と一緒にやれたことも勉強になりました。
Q:来年、プライベードでチャレンジしたいことは?
コヌ:僕は、いっぱいありますよ。日本のアーティストと作業をしてみたいんです。
Q:それが、いずれ仕事につながればいいなあ、と。
コヌ:そうです。音楽でいろんなチャレンジをしてみたいんです。
セヨン:僕はブライベードでは、サッカーをやりたい。そのためには、まず、休みをもらいたいんですよ(笑)。今、サッカーチームに所属しているんですが、いつも出られなくて。日本とか海外で試合をやるときは、ジュンス(JYJ)先輩率いる「FC MEN」のメンバーとして出場することもあります。あと、有名なダンサーのワークショップに行きたいです。
Q:来年に向けてファンへのメッセージをお願いします。
インス:2016年、みなさんお疲れ様でした。2017年は、MYNAMEの活動も、ソロ活動、頑張っていきたいと思いますので、たくさんの愛、そして応援をよろしくお願いします。
ジュンQ:2016年は、自分にプラスになる仕事ができた年でした。来年も、もっともっと成長できるように頑張りますので、たくさん応援をよろしくお願いします。
セヨン:昨年、今年、とMYNAMEとソロ活動をたくさんやって、グループとしてもっと上のステージに進める道筋をちゃんと築けたと思います。来年は、その道を歩きながら、さらに成長していいものを作っていきたいです。それができるのも、すべてはみなさんがいてくださるから。これからもよろしくお願いします。
チェジン:もう2016年も終わりだから、いい時間を過ごして、家族とか、友達とか、MYNAMEと一緒にいい思い出を作りましょう。
コヌ:2016年はメンバーそれぞれの活動がたくさんあったと思います。みなさん、お疲れさまでした。来年は、1月4日にインスと僕のデュエットコンサートもあるし、2月にツアーもやりますので、みなさん応援をよろしくお願いします。
【MYNAME(マイネーム)プロフィール】
2011年10月韓国デビュー後、2012年7月、シングル『Message(Japanese ver.)で日本デビュー。昨年は、『MYBESTNAME!』をはじめ、リリース作品が連続オリコン・デイリー・ランキングで1位を獲得した。