【本部】沖縄県本部町の海洋博公園で昨年5月に生まれたイルカの一種オキゴンドウがこのほど、満1歳を迎えた。イルカを飼育している同公園内の「イルカラグーン」では、母親の「もも」と一緒に元気に泳ぐ姿を見せており、来場者を楽しませている。
世界的にもオキゴンドウの繁殖例は少ないといい、国内でも繁殖して1年以上飼育できた例は、2000年に同公園で生まれた「ちゅら」に続き2例目だ。
元気に成長している子イルカは、ことし4月ごろからは母乳だけでなくシシャモなどの魚も食べ始めているという。名前はまだ付いていない。飼育を担当する比嘉克さん(29)は「イルカがすくすくと成長している姿を見てほしい」と来場を呼び掛けている。同公園では、子イルカ誕生1周年を記念して、観察会を8月31日まで開いている。午前10時と午後3時の1日2回で、入場は無料。
問い合わせは同公園動物管理チーム(電話)0980(48)2748。
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