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その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(27)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

 

【コンビニで会った先輩芸人のドッペルゲンガー】

 

先日、たまたま立ち寄ったコンビニで先輩芸人と出くわしました。

 

顔見知りの人だったので、「おはようございます」と声をかけたのですが、その先輩は「おう」と返事をしただけで、すぐに外へ出て行ってしまったんです。

 

「いつもなら世間話くらいするんだけどな」と、ちょっと変に思いながらも、その違和感はすぐに薄れてしまって。とくに気にすることもなく1日を過ごしました。

 

けれど次の日、その先輩からいきなり電話がかかってきて。「昨日、俺に会ったか?」と聞くんです。「はい。コンビニでご挨拶しましたよ」と答えると、今度は「それは、本当に俺だったか?」と。

 

なんでも、いろいろな人から自分の目撃情報が寄せられているのに、そのどれも身に覚えがないんだとか。そのときふと、僕が会ったのは先輩のドッペルゲンガーだったんじゃないかなと思いました。

 

実際、先輩自身もその可能性を疑っていて。「自分のドッペルゲンガーに会うと死ぬ」ってよく言うので、かなり怯えていましたよ。

 

ちなみに、僕の親父は昔、自分のドッペルゲンガーと鉢合わせたことがあると言います。「なんだお前?」と話しかけたら、消えてしまったらしいですけどね(笑)。

 

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