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「表面上は穏やかに笑顔で語り合いながら、内面では言葉のナイフで斬り合っている、という“ピリピリ系緊張感”を楽しんでください」

 

そう語るのは、ドラマ『あなたには渡さない』(テレビ朝日系・11月10日23時15分スタート)で、不倫関係にある男の妻に離婚を迫り、女の戦いに臨む酒造会社の社長・矢萩多衣を演じる水野美紀(44)。戦いを繰り広げる相手は、木村佳乃(42)演じる主人公で妻の通子。ドラマは2人のバトルの展開が大きな見どころとなる。

 

「ふだんの佳乃さんは天真らんまんで闇の部分が一切ない明るい素敵な方。大好きな方なので互いに言葉で斬り合う、っていうのは心苦しいんですが、本番は感情を抑えて静かに淡々と戦っています」(水野・以下同)

 

撮影の合間はもっぱら子育ての話で盛り上がっているという。

 

「現場に入るときの『おはようございます』の挨拶の声が誰よりも大きくて元気な佳乃さん。優しくて理想のお母さん、という感じです。トウモロコシの炊き込みご飯にはもち米を入れるとおいしい、と教えてもらったので試してみたらとってもおいしくて子どもがバクバク食べました(笑)」

 

水野は昨年、44歳で第1子を出産。妊娠中も、ドラマ『奪い愛、冬』の撮影を続けていたことが当時、話題となった。

 

「つわりが軽かったので、撮影は全然大丈夫でした。43歳で妊娠する確率の低さに不安はありましたが、旦那が『絶対できる!』と、葉酸のサプリを飲んで協力してくれました。今は立派な育メンで、一生懸命子育てしてくれています」

 

水野自身は、結婚・出産を機に、演技の幅が広がったのを感じるそう。

 

「悪女など面白い役ばかりいただくようになりました。日常生活にはないシーンを演じられて、演技上の遊びの振り幅も広くなり、演じがいも感じるのでうれしいです」

 

プライベートでは幸せいっぱいだが、今回のドラマは泥沼不倫劇、という激しい内容――。

 

「多衣はなかなかの女性。『ご主人をいただきにまいりました』なんて、原作の時代背景もあると思いますが、私だったら言えません。逆に夫の愛人が『別れて』と迫ってきても『どうぞ、どうぞ』と差し出します(笑)。カーッと熱くなっている人に何を言っても無駄だし、今の時代、長くは続かないと思いますから」

 

本作では、多衣と通子のつかみ合いのシーンも登場。2人のバトルが楽しみすぎます!

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