「ちゃんぽん」
そのメニューを聞いて思い浮かべる食べ物によって、うちなーんちゅ(沖縄出身者)かどうかが分かります(笑)。
「ちゃんぽん」と言えば、沖縄県外ではたいてい「長崎ちゃんぽん」を思い浮かべるのではないでしょうか? そう、肉や魚介類、野菜などをたっぷりと載せた、あの麺料理を…。
でも、沖縄では違います!
沖縄で「ちゃんぽん」と言えば、たっぷりの野菜と肉を炒めたものを、軽く玉子でとじて、最後にご飯の上にドン!
そう、“ご飯もの”なのです。
しかし“丼もの”ではありません。どちらかと言えばカレー皿っぽい器に盛られてきます。
その何とも絶妙な組み合わせ…それが、沖縄のちゃんぽんなのです。
名前の由来は、やはり「混ぜる」という意味の「ちゃんぷるー」からきていると言われています。
沖縄そばもそうですが、ちゃんぽんは具材も味も、各食堂によって違います。
今回は、沖縄の自然と台湾を撮り続けている私・前田崇がこよなく愛する「ちゃんぽん」の店を3店をご紹介します。
味くーたー万歳「ひがし食堂」(名護市)
まずは沖縄本島北部から。
名護市にある、ぜんざいでも有名な「ひがし食堂」。沖縄の食堂の代表格とも言える、行列のできる店です。
ここ最近は「ひがし食堂 那覇新都心店」もできて、那覇でも「ひがし食堂」の味が楽しめるようになりました。
ひがし食堂のちゃんぽんは、葉野菜が存分に使われていて、味も濃厚。まさに沖縄の味というべき「味くーたーな味付けです。ついてくる味噌汁は何と、しじみの味噌汁!(時々変わります)。これはたまりませんね。
☆住所:名護市大東2丁目7-1
☆電話:0980-53-4084
☆営業時間など:午前11時~午後6時半ラストオーダー(正月三が日以外は無休)
肉が3種も!「まえじま食堂」(那覇市前島)
次にお薦めしたいのは、比較的新しいお店「まえじま食堂」。
那覇市の中心部前島にある小さな食堂で、店内はカウンターのみ。コスパがすばらしく、平均600円以内で食べられます。
ちゃんぽんは550円!
そして驚くなかれ、ここのちゃんぽんは肉がすごいんです。コンビーフ、ポーク、豚バラ肉と3種の肉が入ってるんです。もちろん野菜も豊富ですよ。しかも味噌汁付き。このクオリティでこの価格はすばらしいと思います。
☆住所:那覇市前島2-1-20
☆営業時間など:午前10時半~午後6時(日曜定休)
やっぱり老舗の「三笠食堂」(那覇市松山)
最後にお薦めするのは老舗の食堂 那覇市松山の「三笠食堂」。
2016年に国道58号線沿いから、徒歩約1分の路地裏へと移転しました。
50年以上続く老舗・三笠のちゃんぽんは他店とはちょっと違います。
ひき肉と玉ねぎを甘く炒めて、卵でとじる。見た目も真っ茶色で他との違いが一目瞭然です。
味はもちろん素晴らしい。もちろん味噌汁付き。この味に病みつきになる人も多いようですね。飲み屋街にあるため 昼も夜も賑わっています。
☆住所:那覇市松山1-12-20
☆電話:098-868-7469
☆営業時間など:午前8時15分から深夜0時(旧盆と正月は休み)
食堂によっていろいろ変わるちゃんぽん。
ちゃんぽんという名前の意味するように、いろいろな具材と味があるんです。
あなたもお気に入りの店を探してみてくださいね。
これも読みたい!
◇週1で沖縄そばを食べ続ける地元カメラマンのオシ麺はフツーの上等♪
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-816526.html
◇沖縄写真シリーズ @okinawa photo by sou
https://ryukyushimpo.jp/style/special/entry-731920.html
◇沖縄☆イルミネーション10選 観光地から畑まで!(2017~2018冬バージョン)
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-635622.html
——————-
Sou maeda (前田 崇) 1973年生まれ 沖縄生まれ 沖縄育ち
年少の頃から 親父のカメラをおもちゃに育つ
デザイナーの父から受け継いだ血は
写真の世界へはまり込む
やはり「蛙の子は蛙だ」と 今さらながら納得
Instagram:soumaeda
——————-