久米島町内4施設の発電方法を調べた(左から)古見友音さん、又吉乃亜さん、喜久里紋音さん、内間莉麗さん=久米島町の大岳小学校 画像を見る

 

【久米島】経済産業省資源エネルギー庁の2018年度「わたしたちのくらしとエネルギー かべ新聞コンテスト」の受賞者がこのほど発表され、沖縄県久米島町立大岳小学校(大田佳世子校長)の6年生4人の「球美の島POWER GENERATION新聞」が3位に当たる日本エネルギー環境教育学会特別賞を受賞した。全国から446作品の応募があった。3月3日に東京都で表彰式が開かれる。

 

コンテストは、小学生のエネルギー問題に対する関心と当事者意識を喚起し、家庭や地域で実践を促そうと実施している。18年度で4回目。

 

大岳小では海洋エネルギー教育プログラムに取り組み、地域のエネルギーの現状などについて学んでいる。新聞を制作したのは、古見友音さん、又吉乃亜さん、喜久里紋音さん、内間莉麗さんの4人。

 

4人は夏休みの自由研究で、日本では久米島だけで実施されている海洋温度差発電のほか、火力、太陽光、バガスの町内の四つのエネルギーを使った施設を訪れ、発電方法を調べた。内間さんは「バガス発電は自然に優しく、沖縄の気候に合っていることが分かった」と話した。4人は「それぞれの発電方法にはメリットとデメリットがあった。室内が明るい時は電気はつけないなどエネルギーの使い方を考えるようになった」と感想を語った。

 

県内からは、那覇市立城西小学校5年生の「美らエネ新聞」が優秀賞を受賞した。

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