ヴェロニカ・グリーン・ポージー(写真:Escambia County Jail) 画像を見る

2017年に米フロリダ州ペンサコーラで、9歳のデリカ・リンゼイちゃんが147kgの従姉妹の下敷きとなり窒息死した事件の裁判が14日に開廷した。被告人でデリカちゃんの従姉妹にあたるヴェロニカ・グリーン・ポージー(66)は15日、第一級重罪謀殺で有罪となり、終身刑が言い渡された。

 

事件当時、デリカちゃんは養父母であるジェームズ・スミス、グレイス・スミスと暮らしていた。スミスはたびたび姪のポージーを呼び出し、躾と称してデリカちゃんを定規や金属のパイプで殴らせるなどの虐待を行っていた。ポージーがいない時も、養父母だけでデリカちゃんに暴力を加えていたという。

 

ポージーは2017年10月14日、お仕置きとして147kgの巨体で9歳のデリカちゃんの上に腰を下ろした。「息ができない!」と叫ぶ声を無視して5分以上座り続け、立ち上がった時には既にデリカちゃんの意識はなかったという。ポージーは救急車を呼び、心肺蘇生を試みたものの、デリカちゃんが息を吹き返すことはなかった。地元メディア「ペンサコーラ・ニュース・ジャーナル」によると、検視ではデリカちゃんのお尻に幾重にも重なった傷が見つかり、日常的に暴力を受けていたことが証明されたという。

 

ジェームズ・スミスは禁固10年が確定しており、グレイス・スミスの裁判はまだ結審していない。

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