東京・中目黒にひっそりと佇む、静岡おでんの店。このシーズンは花見客でどこもごった返しているが、このおでん店だけは終始閑散としていた――。
実はここ、コカインを使用したとして麻薬取締法違反の罪で起訴された、俳優でミュージシャンのピエール瀧被告(52)が経営する店なのだ。
「逮捕直後はマスコミが殺到してしまったため、しばらくお店は閉めていたようです。ファンの聖地となっており、近所の常連客も多いお店でしたが、さすがに今回の一件で客足は遠のいています。閉店するという噂も聞きました」(常連客)
4月4日に警視庁東京湾岸署から瀧被告が保釈された翌日、記者は店を訪れ、店員に話を聞いてみた。
――閉店と聞いたんですが。
「いや、ずっとやってますよ」
実は、4月9日号の『週刊女性』では、瀧被告が都内の自宅付近に2号店をオープンする準備が進められていると報じられていたのだ。
「奥さんと一緒に4月にオープンする準備を進めていたようです。事件を受けて、名義はピエールさんから奥さんに変更された、とも。でも、この状況でオープンなんてできるのでしょうか……」(近所の知人)
この2号店について改めて確認してみると、店員からはこんな素っ気ない返事が返ってきた。
――2号店は無事オープンしたのでしょうか?
「あー、あの話、なくなりました」
瀧被告の店と知っている通行人たちはこう口ぐちに言う。
「誰も客いないね」
「お店まだやってたんだ」
世間の目は思っている以上に厳しいようだ――。