「麦わら帽子を被っていましたが、大河ドラマの時と同じ丸メガネをかけていたのですぐに麻生さんとわかりました。芸能人がよく訪れることで有名なお祭りですが、麻生さんもご自宅が近いようでこれまでにも何回か見かけたことがあります。この日も自転車に乗ってこられていましたよ」
梅雨空が続いた7月下旬、東京のとあるお寺で開催されたお祭りに姿を見せたのは麻生久美子(41)。今年すでに3本の映画に出演し、秋には人気シリーズ『時効警察2019』(テレビ朝日系)への出演が決定するなど引っ張りだこの麻生。現在放映中の『いだてん』(NHK総合)では阿部サダヲ演じる田畑政治の妻役を好演している。そんな彼女だが、この日はドラマで見られない“母の顔”を覗かせていた。
12年に第一子となる女児を、16年に男児を出産した麻生。一緒に来ていたママ友らと談笑終えた麻生は、子どもとともにゆっくりと縁日を巡っていく。子どもから「やりたい~!」「これ食べたい!」とおねだり攻撃にあっても、にこやかな表情でスーパーボールすくいやじゃがバターなど屋台をはしごしていく。笑顔の裏には、彼女自身の幼少期への思いがあったという。
「お父さんの金遣いが荒く、幼いころの麻生さんは厳しい生活を送っていたそうです。15年に出演した『スタジオパークからこんにちは』(NHK総合)では、『近所にはザリガニがウジャウジャいたので、よく釣って帰って、鍋でゆでて食べていました』と語っていたほどです。そうした時代があったからこそ、お子さんには“不自由な思いをさせたくない”という気持ちがあるのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
子どもと一緒にいるうちに麻生も童心を思い出したのだろうか。昔懐かしの型抜きでは、店主が「次にやるのは誰かな~?」と声をかけると、「は~い! わたしです!」と嬉しそうに麻生が手をあげるお茶目な姿も見せていた。
約1時間半にわたって、我が子とたっぷり夏祭りを満喫した麻生。つかの間の休息で羽を休めた彼女が、いだてんの救世主となる日も近い!?