(写真:Sanford Police Department) 画像を見る

米国の緊急通報用電話番号「911」は、日本における「110」と「119」両方の機能を持ち、「何かあったら911へ」と子どもに教える家庭は多い。先週発生した1本の通報に対するフロリダ州サンフォード警察の対応が話題となっている。

 

サンフォード警察のFacebookページによると、現地時間3日、同署は3歳の男の子からの緊急通報を受けた。電話口の男の子は「お腹がすいたので、ピザをお願いします」とお願いしてきたという。虐待の可能性も考慮して3人の警官が現場に急行。しかし、家庭に問題はなく、一緒にいた姉は「弟が知らないうちに電話を持って行ってかけてしまったみたいなんです」と状況を説明した。

 

3人の警官はこれを機会に、男の子に911の正しい使い方を丁寧にレクチャー。その後、近所のピザ・ハットでラージサイズのピザを買い、男の子の元へ届けたという。Facebookページには、ピザの大きな箱を嬉しそうに持つ男の子の後ろで3人の警官が微笑む写真が投稿され、「素晴らしい仕事ぶりだ!」「サンフォード警察大好き!」「警官直々に教えてもらえるなんて素敵なサイドメニューだね」「腹ぺこすぎて緊急事態になることあるよね」など、好意的なコメントが多数寄せられている。

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