歌手のASKA(61)が8月25日、CHAGE and ASKAからの脱退を発表した。79年の同日にデビューしたチャゲアス。デビュー40周年を迎えての脱退劇に、思わぬ反応が上がっている。
同日、自身の公式ブログで「関係者各位」と題し脱退を発表したASKA。相方であるCHAGE(61)が「脱退」を受け入れられていないだろうと推測しながらも、「手を替え、品を替えで、ただ延命するより、いっそ解体して、新しく積み上げることの方が建設的だと思うのです」とつづった。
さらにASKAは「振り返れば、『CHAGE and ASKA』は、40年の活動の中で、誰にもできなかったことをやってきました。これは、我らの勲章です」と述べ、「私は、その勲章を首から外し、壁にかけ、今後の音楽人生を歩んでいきたいと思っています」と意気込んだ。そして、こう明かした。
「その上で、お伝えしたいことは、『オレは、別にアイツが嫌いなわけではないよ』です」
ASKAは「長文、お付き合いくださいましたことを感謝いたします。ありがとうございました」とブログを結んでいる。
チャゲアスは79年8月に「ひとり咲き」でデビューし、91年7月にリリースした「SAY YES」や93年3月の「YAH YAH YAH/夢の番人」がダブルミリオンを記録。96年にはアジア人アーティストとして初めて「MTV Unplugged」 に出演し、00年には韓国政府が初めて認めた日本人アーティストとして大規模なコンサートを行った。
国内外で大活躍を果たしたチャゲアス。そのためTwitterには、惜しむ声が上がっている。
《残念です。私が物心ついて、一番最初に知ったミュージシャンが、チャゲ&飛鳥でした。それから、親に始めて買ってもらったのも、チャゲアスです》
《40周年を機に復活すると予想していた。残念だけど仕方がないか》
《ASKAにしか出せない神の声。神に合わせて歌うことの出来るCHAGE。そして、これらの声に合うあの歌詞。愛を語るのはこの辺にして、悲しいです》
いっぽう今回の件で、なぜかファッションブランド「niko and…」が話題となっている。ネット上で、こんな声が上がっているのだ。
《チャゲアスのASKAが脱退したらCHAGE and ASKAのASKAが無くなってCHAGE and…ってniko and…みたいになってしまう》
《niko and… みたいになるなぁ事案》
《この際CHAGEは「CHAGE&…」として「niko and…」に対抗してファッショニスタに転向したら良いと思う。思わない》
つまり、「CHAGE and ASKAからASKAが脱退したら『niko and…』みたいになるのでは」ということだ。ASKAの脱退が報じられた後、「niko and…」はTwitterでトレンド入りしている。
また《「niko and…」みたいだな、と思っていたらかなりの日本人が既に同じ事を考えていた》《niko and…みたいになるやんって思ったら既にツイートしてる人がいてさすがTwitterだなって》《CHAGE and ASKAの事実上の解散でniko and…の株が急上昇したら笑う》といった声も。
脱退は思わぬ余波を呼ぶほど、大きなニュースとなっているようだ。