「KIMONO(キモノ)」を自身が起ち上げた下着ブランド名として商標登録しようとし、日本からの大反発を招いたキム・カーダシアン。その後ブランド名を「SKIMS」に変更し、現在は着々と発売に向けて準備を進めている。そんなカーダシアンが米国時間30日、SKIMSのモデルにアリス・マリー・ジョンソン(64)を起用したことをSNSで発表し、話題となっている。
ジョンソンは1年前まで服役囚だった。1996年、麻薬の密売で初犯ながらも終身刑となり、21年間服役。カーダシアンは昨年、彼女の減刑を求めてトランプ大統領をはじめホワイトハウスの要人に働きかけを開始。アメリカ自由人権協会も「処罰が重すぎる」として恩赦を求めるキャンペーンを行い、その結果「20年以上、模範的な行動を続けている」として、昨年6月に減刑され、釈放が認められていた。
カーダシアンは出所後、家族ぐるみの付き合いを続けているというジョンソンに、「SKIMS」のキャンペーンビデオへの出演を依頼。ジョンソンは黒いボディスーツを身に着け、ビデオの中でこれまでの経緯を語っている。
「私は仮釈放なしの終身刑で服役していました。キムは私のビデオを見て、私の話を聞き、『あまりにも不公平だ』と言ったのだそうです。私はキム・カーダシアンが誰かも知らなかったけれど、彼女は私に歩み寄り、私の自由のために戦ってくれた。だから、私は彼女を“戦いの天使”と呼んでいるの。彼女と私には、何の関係もなかったのに」
商品のPR用ビデオであるため、「このボディスーツを着ると、本当に自由になったんだ、と感じるわ」と宣伝文句も忘れていない。
SKIMSのInstagramには「なんて素敵なストーリー」「いつから買えるの?」「キムのことは好きじゃないけど、これはいい話だ」と好意的なコメントが寄せられている。