9月3日、反町隆史(45)が『相棒』(テレビ朝日系)の新シリーズ・season18に出演すると公式サイトで発表された。反町は今回5期目となり、その「任期」は初代・相棒役を8年間務めた寺脇康文(57)に次ぐ歴代2番目の長さ。今回も水谷豊(67)演じる杉下右京の“相棒”を続投するとのことで、2人のコンビ再来にネットでは歓喜の声が上がっている。
《めちゃくちゃうれしい!! 冠城君と杉下右京にまた会える》
《え、10月から相棒始まるやん! なぬなぬなぬ! 反町隆史5年目やと!? めっちゃ楽しみやん!》
《また冠城さんなんて、よかった。 安心感》
反町が水谷の“相棒”を務めるのは、15年に放送された同ドラマの「season14」からだ。18年10月に開催された前シリーズのPRイベントに出席した水谷は、反町について「普段から距離が近づいてきている」と切り出し、「私は鼻歌を歌うクセがあるらしい。最初(反町は)それを知らん顔してたけど、今はその私の鼻歌についてくるようになった」と満面の笑みで告白していた。
当初、水谷との共演に緊張していた反町。しかし水谷からのアドバイスを忘れないよう台本にすべて書き込み、手探りで必死にしがみついていった。その姿勢を高く評価された上に、収録の空き時間でも献身的なサポートも披露。18年11月、番組関係者は本誌にこんなエピソードを明かしていた。
「博学キャラの右京さんですが、多忙な水谷さんは時事ネタや蘊蓄を忘れてしまったりすることがあるんです。それをカバーしているのが反町さん。水谷さんは不明点があると休憩中に反町さんに聞いています。そのため反町さんは頻繁に水谷さんの隣に座って、スマホ片手に聞かれたことをすぐに調べて教えてあげているんです」
教えられる側から教える側へと回った反町。さらにプライベートでも水谷の“相棒”となり、昨年11月に開催された津川雅彦さん(享年78)と朝丘雪路さん(享年82)の合同お別れ会でも共に参列していた。取材した記者は当時の様子についてこう明かす。
「参列者リストを見たら、2人の名前がありました。所属事務所が違うので別々に来場するかと思われました。しかし同時刻に2台のワンボックスカーが停まり、2ショットで会場入りしたのです。式場では水谷さんの隣に反町さんが座り、その後の囲み取材も2人。いつも水谷さんのそばについていました」
いまや公私ともに反町を“相棒”と認めている水谷。新シリーズの公式サイトで「お互い語らずしてわかりあえることが増えてきましたね」と反町についてコメント。さらに反町は「右京と亘もそうですが、水谷さんと僕も一緒に撮影を積み重ねてきたからこそ少しずつ関係を築くことができたのではないかと思っています」と関係性の変遷について語っている。
反町は、その信頼感からついに“外部出向”も認められた。今年7月から9月まで放送されたドラマ『リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~』(テレビ東京系)に主演し、初の弁護士役を務め大評判を呼んだ。その経緯について今年5月、テレビ局関係者は本誌にこう明かしている。
「水谷さんは『相棒』に並々ならぬ熱意を持っており、共演者も相応の姿勢が求められてきました。しかし反町さんはすでに、水谷さんから絶大な信頼を得ております。そうした関係性ができていることもあり、今回の挑戦となったのでしょう」
ドラマ誕生から今年で20年目。水谷と反町の最強タッグで進化し続けていく『相棒』から目が離せない。