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「陛下は運動神経抜群で、ミスの少ない堅実なテニスをされます。雅子さまはフォームがおきれいで、サーブ・スマッシュのような、上からのショットがパワフルです。ソフトボールのご経験があるためでしょう。愛子さまも、高校3年生になられて体も大きくなり、力強いテニスをされています」

 

天皇ご一家のテニスの腕前に舌を巻くのは、元プロテニスプレーヤーで、日本スポーツ協会の監事でもある佐藤直子さん(64)だ。

 

陛下とのテニス交流は、40年近くになる。きっかけは、佐藤さんがウィンブルドン選手権に出場した際、会場に来られた英国留学中だった陛下にご挨拶したことだ。

 

「それから年に数回、テニスをご一緒する機会をいただいております。ご結婚後は雅子さまも参加されるようになりました。愛子さまが、まだお小さいとき、子ども用の小さなラケットで、軟らかいスポンジボールを打っていたお姿を思い出します。現在の愛子さまは、かれんな少女という印象です。たまに陛下が『今日はちょっと勉強をしておりまして』とおっしゃり、欠席されることもありますが、ファミリーテニスは続けられていて、『フォアがしっくりいかないのですが』『サーブを上手に打つ方法を教えていただけませんか』と、ご熱心です。すごく仲の良いご家族で、3人で笑い合っていらっしゃるご様子を見るたびに、ほほ笑ましくなります」

 

雅子さまから、非常に気さくに接してもらえることに驚くこともあるという。

 

「夏の練習日、水分補給をするためにクラブハウスで休憩を取ることになったのです。私が『ボールを拾っておきますので、先に休んでください』と言うと『直子先生だけに拾わせるわけにはいきません』と一緒にボール拾いをしてくださるので、恐縮してしまいました」

 

令和の時代に変わるとき、テレビの特別番組などでは、東大に通われ、外務省の第一線で働く輝かしい雅子さまのキャリアを振り返っていた。

 

「改めて“こんなすごい方なのだ”と思いました。それをすっかり忘れるくらい、いつも気さくに接してくださるので(笑)。両陛下、そして私の2対1でラリーをしていたときのことです。後方から打ち抜く、陛下の力強いストロークを、私が「えい、えい!」と声を出して打ち返していたのです。それが面白かったようで、雅子さまもボールを打ち返すときに『私もえい!』とマネされたのです。それがおかしくて、みんなで笑い合っていました」

 

テニスの魅力は、こうしたボールの打ち合いをすれば、初めての相手でも旧知の知り合いのようにわかり合えることだという。

 

「海外には、伝統のある日本の皇室に特別の思いを抱いている方がたくさんいます。両陛下は外国語が堪能なので、海外要人ともスムーズにコミュニケーションされますが、せっかくテニスがお得意なのですから、ぜひとも“テニス外交”で、新たな日本を発信していただければと思います」

 

『女性自身』皇室SPECIAL即位記念号「雅子さま 輝く笑顔が時代をひらく!」より

 

 

『女性自身』皇室SPECIAL即位記念号「雅子さま 輝く笑顔が時代をひらく!」

発売日:10月15日(火)
発行:光文社
価格:500円(税抜き)
https://www.amazon.co.jp/dp/4334843417/

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