来県した野球日本代表の稲葉篤紀監督(前列中央)を歓迎する城間幹子那覇市長(同左)=27日午前11時、那覇空港 画像を見る

 

11月に開催される野球の国際大会「プレミア12」に出場する日本代表が27日、宮崎市から2次合宿を行う那覇市に移動した。日本シリーズに出場したソフトバンク、巨人の選手も合流し、28日から練習を再開する。那覇空港で開かれた歓迎式典には代表メンバーを一目見ようと多くの人が集まり「カナダ戦ちばりよー」「応援してます」とエールが飛び交った。

 

31日、11月1日に那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇でカナダとの試合に臨み、同2日に1次ラウンドB組が開催される台湾に移動する。代表メンバーにはソフトバンクの嘉弥真新也投手(八重山農林高出―ビッグ開発BBC―JX―ENEOS)も選ばれている。

 

熱烈な歓迎を受けた稲葉篤紀監督は「非常にいい打線が組める。どう機能するか、考えてやっていく」と本番を見据えた。宮崎合宿では、全選手がバント練習に取り組んだ。「試してみたいこともいろいろある。サインも出しながら、やっていこうと思ってる」と表情を引き締めた。

 

「楽天の岸孝之や浅村栄斗が見たくて来た」と言う畠山陽和太さん(9)は楽天のユニホームを着て選手を歓迎。カナダ戦を観戦予定で「楽しみ」と笑った。

 

プレミア12は東京五輪の予選を兼ね、最大で2チームが出場権を得る。日本は既に開催国枠で五輪出場が決まっている。

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