「僕、キザなこととかできないんですよ。夜景の見えるレストランでロマンチックな言葉をかけるみたいな。むしろ、親しい関係だからこそ雑な物言いになっちゃうし、そのほうが、居心地がいいというか。思いを伝えるべきときに、ちゃんと言葉にできれば、ふだんから照れくさいやりとりをする必要はないのかなって」
真っすぐな瞳で恋愛観を語る間宮祥太朗(26)。映画『殺さない彼と死なない彼女』(11月15日公開)では、孤独な高校生の不器用な恋心を見事に表現した。
「原作が、ツイッターで“泣ける4コマ漫画”として話題になったものなんですけど、正直はじめはピンときてなくて。でも読み始めたら、いつの間にか心をつかまれていたんですよね。ぜんぜん泣かせにきてるわけじゃないのに、自然と心の中に入ってきて、内側から揺さぶられるというか。映画でも、その温度感は大切にしたいから、身構えずに見てもらえたらいいなって。だから、告知とかで“絶対泣ける!”って、あんまり言わないでほしい(笑)」
自身の高校生活について聞いてみると、ある印象的な出会いがあったと語る。
「高校生のときにはもうこの仕事を始めてたんですけど、正直、熱が入っていたかというと、そうじゃなくて。まだ、すべてが手探りだったし、ずっと続けていく覚悟もなかったし。でも17歳のとき、長塚圭史さん演出の舞台に出させてもらって、初めて芝居を追究する楽しさを知ったんです。役者を続けたらおもしろいんじゃないかって感じたことを、いまでもよく覚えてますね」
そんな間宮に、いくつか質問をしてみた。
最近ハマっていることは?
「ゲームばっかりやってます。昨日もオフだったんですけど、一日中やってましたね。友達と飲みに行くのも大好きなんですけど、いまは誘われても『今日は“狩り”に行くから!』って断ってます(笑)」
いま、挑戦してみたいことは?
「キャンプをやってみたいです。まずは道具を一式そろえるところから始めないといけませんけどね。アウトドアも好きで、たまにログハウスみたいなところに泊まりにいったりもするんです」
恋愛で難しいと思うことは?
「女性からの“答えを求めていない相談”ってあるじゃないですか。実はただ話を聞いてほしいだけだったっていう。僕、そういうときになかなかうまい返しができないんですよ。思ったことをなんでもズケズケ言っちゃうタイプだから(笑)」