2019年は、あらゆる分野で“インフルエンサー”の存在感が高まった年だった。中でも、最強のファッションインフルエンサーは英国のロイヤルファミリーの一員だった。
検索サービスの「Lyst」は過去12カ月間で、検索数や販売数、ニュースに取り上げられた回数、ソーシャルメディアでの関心度などから、ファッション分野で特に影響力の高かった10人のセレブリティを選出。首位は英国のメーガン妃だった。
メーガン妃がメディアに取り上げられると、彼女が着用しているアイテムは言うまでもなく、似たタイプの洋服、アクセサリー、バッグ、靴の検索数、売り上げが激増するという。Lystが発表したランキングによると、検索数は平均して216%も上昇。特に、南アフリカ歴訪中によく着ていたシャツドレスは、カテゴリ全体で45%も訪問者が増え、クラブモナコのドレスは検索数が570%も急上昇した上に24時間で売り切れた。これは368.52ポンド(約52,000円)という、手の届く価格帯であったことも大きい。
2位は俳優のティモシー・シャラメ。ゴールデン・グローブ賞授賞式でシャツの上にたルイ・ヴィトンのハーネスを着け話題となった。また、『キング』のUKプレミアで着用した全面スパンコールのフーディーは検索数が192%アップした。