11月16日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕された沢尻エリカ容疑者(33)。それから1週間がたった今も、余波は広がり続けている。
家宅捜索で自宅からMDMAが発見され、「私のものに間違いありません」と容疑を認めていたという沢尻。夜な夜なクラブへ足を運び、酒と薬におぼれる生活。しかし、その代償はあまりにも大きかった。
来年1月スタート予定のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で織田信長の正室・濃姫役に抜擢されていた沢尻。代役は川口春奈(24)に決定したが、キャスティングは難航を極めたという。
「演技力があって、撮影終了まで長期間スケジュールが空いている女優なんていませんからね。出演女優さんにはほかの仕事を断るなど、調整してもらうことになってしまいます。貫地谷しほりさん(33)や広末涼子さん(39)という噂もありましたが、のんさん(26)の名前も候補に浮上していました。しかし、いずれも実現には至りませんでした。1月の放送開始まで時間がないこともあり、スタッフは頭を抱えていました」(ドラマ関係者)
さらに役者変更に伴い、これまでの撮影分はお蔵入り。代役決定後も、予断を許さない状況が続いているようだ。
「6月から撮影がスタートし、すでに10話分まで撮影済みでした。沢尻さんは初回から出演していたので、ほぼ全話で撮り直しが発生することになります。また共演者のスケジュール調整なども必要になってくるため、すぐ撮影開始とはいきません。番宣活動も満足にできないため、初回放送の延期も検討され始めています。そんななか、出演者たちは一丸となって危機を乗り越えようとしています。沢尻さん逮捕後の18日に、主演の長谷川博己さん(42)ら主要キャストが集まりました。制作サイドから事情説明と撮り直しのお願いが伝えられると、やはり終始重々しい空気が流れていました。それでも長谷川さんは『いちばん大変なのは、代役を務める方。みんなで盛り上げてフォローしていきましょう!』と言って、団結を呼びかけていました」(前出・ドラマ関係者)