沖縄県地域保健課は8日、第52週(12月23~29日)に1医療機関当たりのインフルエンザ患者報告数が11・17人となったため、流行注意報(基準値10人以上)を発表した。県内では昨年、冬場の流行期を過ぎた後も8~10月に患者が増加。A型が多かった当時と比べB型の検出割合が高くなっているため、同課の担当者は「既にかかったという人も注意が必要」としている。
年齢別では5~9歳が121人で最も多く、1~4歳が102人と続いた。保健所別は那覇市が15・33人と最も多く、南部が13・43人で注意報基準を上回った。インフルエンザの型別割合はA型76・9%、B型が17・9%だった。
感染症発生動向調査で県内58医療機関(小児科34、内科24医院)の患者情報をまとめた。昨年は8月ごろからインフルエンザが広がり、9月には警報が発表された。第43週に警報が解除され、患者報告数は減少傾向にあったが、第47週から再び増加に転じていた。
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