みたのクリエイトが展開する「鳥と卵の専門店 鳥玉」 画像を見る

 

飲食店経営の、みたのクリエイト(中城村、田野治樹社長)は24日までに、2016年から展開している「鳥と卵の専門店 鳥玉」の県外での店舗展開について、串カツ田中ホールディングス(東京、貫啓二社長)との提携合意を発表した。「串カツ田中」を全国で280店舗(海外2店舗含む)展開する串カツ田中HDが第2ブランドとして「鳥玉」の全国展開を始めることになり、みたのクリエイトは「沖縄発で全国に広がるブランドをつくっていく」としている。

 

県内の「鳥玉」4店舗をはじめ県内での事業は、引き続きみたのクリエイトが運営する。県内店舗を除く国内外の全ての権利について、22日付で串カツ田中HDにブランド譲渡した。

 

みたのクリエイトは昨年7月に、「目利きの銀次」「いぶし銀次郎」など主力だった「銀次」関連の居酒屋などを別会社に事業譲渡している。一方で、新鮮な卵と鶏肉を売りにした「鳥玉」で外食事業のブランド化を図るなど、付加価値の高い業態へ転換を図っている。

 

「鳥玉」の全国展開は串カツ田中HDが3月に新設する子会社のセカンドアローが担う。みたのクリエイトはセカンドアローとコンサルティング契約を結び、ロゴデザインや商品開発、店舗ブランディングを共同で行う。串カツ田中HDは「ショッピングセンターやパーキングエリアなどのフードコートでの出店をまずは計画し、食物販、レストランタイプの開発、海外進出も視野に入れブランド開発を行う」としている。

 

併せて、「黒毛和牛ハンバーグ極味や」を運営するわっはっは(福岡市、松尾和幸社長)から、沖縄で「極味や」を店舗展開するエリアフランチャイズ営業権をみたのクリエイトが取得したことも発表した。

 

みたのクリエイトが「極味や」の沖縄エリア本部となり、国際通りへの出店を中心に夏ごろからフランチャイズ企業を募集する。

 

今後の事業展開について、みたのクリエイトは「他社との商品開発や業態開発など、クリエーティブな部分で外食企業として沖縄から全国・世界に発信していく」と説明。旧沖縄三越跡の国際通りのれん街に出店した「琉球とろ肉そば」を新たなブランドとして力を入れるほか、沖縄での旅館文化の定着を目指した「沖縄料理旅館」の企画も進めていくとしている。

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