いち早くクエイデンくんへ支援の手を差し伸べたヒュー・ジャックマン(写真:Charles Sykes/Invision/AP/アフロ) 画像を見る

オーストラリアのブリスベンに住む女性がFacebookに投稿した動画が様々な反響を呼んでいる。

 

投稿したのはヤラカ・ベイルさん。9歳の息子クエイデンくんを学校に迎えに行くと、クエイデンくんは車に乗るや激しく泣き始めた。

 

「今すぐ死にたい……ナイフをちょうだい、自殺するから! ロープでもいい。誰か僕を殺してよ……僕はもう死にたい」

 

SKY NEWSの報道によると、クエイデンくんは小人症と軟骨発育不全症を抱えている。見た目の“違い”のために、学校でひどいいじめを受けているのだ。ヤラカさんは泣きじゃくる息子の様子を録画。「世の親御さん、教育者の皆さん、先生方に知っていただきたいのです。これが、いじめの影響です。これが、いじめなのです」とメッセージを載せて発信した。

 

この動画は1,400万回以上再生され、世界中の人々の心を動かしたようだ。

 

オーストラリア出身の俳優、ヒュー・ジャックマン(51)はクエイデンくんに宛ててメッセージビデオをTwitterに投稿。

 

「クエイデン、君はクラスメイトより強い。もう僕らは友達だよ。みんな、お互いを思いやろう。いじめはダメだ。人生は辛いものだ。だから、思い出してほしい。僕らの前にいる人々は、みなそれぞれがある種の闘いに身を置いているのだということを。だからこそ、優しくなろう」

 

『ウォーキング・デッド』で知られる俳優のジェフリー・ディーン・モーガン(53)も「世界にはまだ会っていない友達が大勢いるんだ。僕らが君を支えている。きっとうまくいく。頑張れ! DMくれよ!」とTwitter経由でメッセージを送った。

 

複数メディアの報道によると、ラグビーチーム「The Indigenous All Stars」はクエイデンくんを試合に招待。クエイデンくんをディズニーランドに連れて行こうというクラウドファンディングも立ち上がり、12万ドル以上が寄付されるなど、クエイデンくんを支えようとする善意の輪は拡がり続けている。

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