シンガーソングライターのピコ太郎(56)が4月5日に、自身のYouTubeチャンネルを更新。16年8月に発表した『PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)』の新バージョンとして、『PPAP-2020-』を公開し反響を呼んでいる。
ピコ太郎は世界中で新型コロナウイスルの感染が蔓延している事態を受けて、制作したという。そのためオリジナル曲の歌詞「I have a pen」や「I have an apple」が、「I have a hand」「I have a soap」に替わった“手洗いソング”になっているのだ。
ピコ太郎は「ピコ太郎から全世界に向けて…スマイルとSafe handsを求めて急遽作りました!」として、「洗え! 笑え! 守れ! さあ、みんなでWash! Wash! Wash!」と呼びかけている。
また曲名が『PPAP』であることについて、ピコ太郎は動画後半で「Pray for People And Peace(人々と平和のために祈る)」と“オチ”を明かした。動画は6日17時の時点で、71万回以上再生されている。ユーモアあふれる呼びかけに、称賛の声が広がっている。
《すごー! PPAP! これで手洗いを推奨するとは。しかも、覚えやすい》
《これ真似して手洗ったら子供も喜んで真似してくれそう! ありがとうピコ太郎!!》
《最初楽しんで見てPray for People And Peace感動して泣きました ありがとう 世界に届け!》
16年にジャスティン・ビーバー(26)が『PPAP』をツイートしたことを機に、世界的なブレークを果たしたピコ太郎。日本人として26年ぶりに、アメリカの「Billboard HOT 100」にチャートインした実績も持つ。今回の動画もロイターなど海外メディアでも取り上げられ、《Thank you》や《This is a prayer song for peace》といったコメントが相次いでいる。
ピコ太郎のプロデューサー・古坂大魔王(46)は6日にTwitterで、《やれる事をやれるだけやる。ピコ太郎は日本でも有数の世界に向けてメッセージを出せる人なはずだから》と訴えた。
続けて《家にいれるのなら育児をやれるだけやる。音楽もネタも作れる。どうせすぐまた平時に戻る。絶対。その時のために芸の貯蓄。ピコ太郎ももっと動かす。動かなくても動くものもある》と結んでいる。