自民党が5月7日、会議を国会内で開いた。しかし、立ち見が出るほどの満員状態。「3密」に近い状態だったとも明かされ、ネットでは非難の声が相次いでいる。
毎日新聞によると同日、自民党は経済成長戦略本部と新型コロナウイルス関連肺炎対策本部の合同会議を国会内で開催した。しかし広めの会場が用意されたにもかかわらず、政府に物申したい議員が殺到。そのため立ち見が出るほどの満員状態となり、「3密」に近い状態となった。議論は約4時間15分も続き、ある閣僚経験者は「これじゃ3密どころか酸欠だよ」と苦笑したという。また同紙のオンライン記事では会場にびっしりと集まった議員らの姿もアップされている。
政府は4日、「新しい生活様式」を発表したばかり。それは新型コロナウイルスを想定した、日常生活で取り入れてほしいという実践例を提示したものだ。そこにはもちろん「基本的生活様式」として「3密の回避」と書かれていたが――。
ネットでは「自民党議員には新しい生活様式は関係ないのか」と疑問視する声がこう上がっている。
《自民党に入党したら「新しい生活様式」は免除されるってことなんだろうか》
《新しい生活様式に全く馴染むことが出来ない自民党の先生方》
《新しい生活様式に対応できてないのは誰?》
《「新しい生活様式」とは何なのか、自民党さんよお》
現在、対面式を避けオンライン会議に取り組む企業も少なくない。「新しい生活様式」にも「働き方の新しいスタイル」として「会議はオンライン」と書かれている。
そのため、Twitterでは「なぜ自民党議員はZoomなどを使わないのか」と厳しい声も上がっている。
《えっっっっっzoomとかでやらないの?? いまだにこんなことしてんの??? おれたちが必死になってWebに移行してるの何だったの》
《これ、zoomとかでやれば良くない? とりあえず殺到された方々、2週間自宅待機したらいかがかと…》
《コロナ以降、いろんな企業が自粛したりオンライン会議に切り替えたり、やれる工夫を必死にしてるのに》
《なぜ政治家は自ら率先してウェブ会議などをやらないのか。それどころかなぜ自ら率先して三密を作り出してしまうのか》