沖縄県うるま市宮城島では、オカガニが放卵のシーズンを迎えている。
満月の6日、多数のオカガニが月明かりに向かって道路を渡り、波打ち際で海中に卵を放出する光景が見られた。
オカガニは海岸に近い草地や田畑などに生息する。産卵期になると卵をおなかいっぱいに抱えた雌が護岸や側溝を上り下りし、浜辺へと向かう。
狩俣奈々さん(30)=沖縄市=は、息子の丞ちゃん(2)らと波打ち際で放卵の様子を観察した。
「月が上がるのを待ち構えたように海辺で卵を放つ姿に感動した。この時期はカニが道路を渡るので、走行中、見かけたらスピードを緩めて」とドライバーに注意を呼び掛けた。
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