沖縄を舞台に、主人公の女性と在来種の馬の奇妙な出会いを描き、第163回芥川賞を受賞した高山羽根子さんの小説「首里の馬」(新潮社・1375円)が27日、全国で発売され、沖縄県内書店の店頭でも並んだ。
県内での販売開始は当初、8月初旬の予定だったが県民の注目度が高く、入荷が早まったという。
那覇市久茂地のリブロリウボウブックセンター店では50冊を入荷し、入り口付近など店内3カ所に並べた。27日午後6時現在で8冊が売れた。
那覇市牧志のジュンク堂書店那覇店は80冊を入荷し同日午後6時現在、15冊が売れた。森本浩平店長は「入荷が早まり驚いた。急きょなので販売を知らない人も多いと思うが、売れ行きは好調。3日で売り切れる勢いだ」と話していた。
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