話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、大阪・太陽の塔そばのららぽーとEXPOCITYにある日本一の巨大観覧車に、4基だけ、プロジェクションマッピングでゾンビが出てくるゴンドラがあるとのことで、夕暮れどきの18時ごろを狙って、恐る恐る行ってきました。
■期間限定最恐観覧車シリーズ「地獄のゾンビ観覧車」(EXPOCITY内オオサカホイールにて9月30日まで開催中)住所:大阪府吹田市千里万博公園2-1
ゴンドラに乗り込む際、係員から説明を受けます。「先日、ご乗車されたお客さまが姿を消しました。これから調査員として、乗り込んで真相を明らかにしていただきます」。ゴンドラの中は真っ黒で、よく見ると虫や蜘蛛の巣など気味の悪いものがあちこちに。
ヘッドホンを装着後、“かな”という少女の語りが流れます。消えた親友“しず”を捜すため観覧車に乗って、異世界から戻ってこられなくなった“かな”。2人の思い出のブローチを探すのがミッションのよう。
ところが一緒にある呪文を唱えると……。画面は一転。「地獄の門が開かれた」という不気味な女の声がしたあと、ゾンビたちが現れ、窓をガンガンたたきます。逃げ場のない個室空間ならではの、恐怖体験!
ヘッドホンから聞こえる声がめちゃ怖く、子どもだと泣き叫ぶ子もいるとか。18分間はあっという間で、降りた後、乗車体験証明書を渡されました。乗車中のある行動によって、違うエンディングが待っているそうな。
お口直しにノーマル観覧車にも乗って太陽の塔や美しい夜景を見下ろし、2度3度と楽しめる観覧車なのでした。
(文:西元まり)
「女性自身」2020年9月1日 掲載
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