沖縄都市モノレール(ゆいレール)は18日までに、16日夜に運行していた列車が、旭橋駅(那覇市)を止まらずに通過するミスがあったと発表した。同社によると、運転士は「回送(列車)と勘違いした」と話しているという。同社によると、駅に止まらずに通過したのは開業以来初めて。
同社によると、16日午後11時7分ごろ、てだこ浦西駅発那覇空港駅行きの列車で、県庁前駅を出発後に運転士が回送列車と勘違いし、停車するべきだった旭橋駅を通過した。運転士が違和感を覚え、次の壺川駅に停車した後に確認し通過したことに気がついたという。壺川駅で降りた乗客からも通過を指摘された。約20人に影響した。同社によると、運転士を乗務から一度外して、再教育するという。
同社では、16日午前11時24分ごろにも、那覇空港駅行きの列車が牧志駅に到着する際に、運転士のブレーキ操作が遅れたことから停止位置を約34メートル超過した。正しい停止位置に修正したため約6分の遅れが生じ、乗降客約80人に影響が生じた。
同社は「お客様に大変ご迷惑をお掛けした」と謝罪し「全乗務員に周知し、指導、教育を徹底して再発防止に努める」としている。
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