米軍普天間飛行場(資料写真) 画像を見る

13日で宜野湾市立普天間第二小学校に米軍ヘリの窓が落下した事故から3年、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが名護市安部に墜落した事故から4年が経過した。普天間飛行場の返還は合意されたまま滞っている。住宅密集地を避けて飛行するという約束も守られず、危険性は何ら変わっていない。

 

2016年12月13日に夜間の空中給油訓練中のオスプレイが名護市安部の沿岸部に墜落した。搭乗員2人が負傷した。同じ日に、同型機が普天間飛行場で胴体から着陸する事態もあった。

 

墜落の原因は空中給油機の給油ホースがオスプレイのプロップローター(回転翼部分)に接触したことだった。だが、その後も米軍は沖縄近海で空中給油訓練を続けている。

 

その翌17年12月13日、普天間第二小の校庭で子どもたちが体育の授業を受けている最中に大型ヘリから重さ約7・7キロの窓が落ちてきた。

 

日米両政府は学校上空の米軍機の飛行を「最大限可能な限り避ける」と合意した。防衛省は「米軍の行動は担保される」と胸を張った。だが、その後も学校上空での米軍機飛行が度々、確認されている。

 

普天間第二小に窓を落としたCH53E大型輸送ヘリの同型機は部品の落下を繰り返している。19年6月には浦添市の浦西中学校にゴム製テープが、同8月には本島東沖にプラスチック製の窓が落ちた。

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