県内初のサッカー情報誌「ホペイロ」を創刊する高嶺祐太さん=12月26日、県総合運動公園蹴球場 画像を見る

今月、沖縄県内初となるサッカー情報誌「Roupeiro(ホペイロ)」が創刊される。読谷村在住のスポーツトレーナー、高嶺祐太さん(35)が「サッカーに関するさまざまな情報を届けることで、プロを目指す学生を応援したい」と刊行に向け、最終準備を進めている。(古川峻)

 

高嶺さんは古堅小5年生でサッカー部に入部後、古堅中、読谷高とサッカー漬けの日々を送った。

 

身体運動系を学ぶ専門学校に進学。身に付けた技術を生かしてサッカーに携わり続けることを模索した。卒業後は整形外科やジムで修業を積む傍ら、高校のサッカー部などでコンディショニングを専門に外部コーチを務めてきた。

 

昨年1月、転機が訪れた。バスケットボール情報誌「アウトナンバー」を2018年に創刊した金谷康平さんと出会い、サッカー情報誌発行を思い付いた。さかのぼって調べても県内で専門誌があった例は見当たらず「だったら自分でチャレンジしよう」。職場を離れ4月に会社を設立し、創刊準備を始めた。

 

専門誌は、フィジカルトレーニングについての情報などを柱に、県内サッカーにまつわるさまざまな企画を予定している。A4判で、毎回約16ページ程度を想定。タイトルの「ホペイロ」はスペイン語でサッカーチームなどの雑用係の意味。

 

高嶺さんは「けが防止の技術なども知らずにプレーしている子どもたちも多い。誌面を通じて少しでも成長の手伝いができればいい」と名前に込めた思いを語った。

 

創刊号は「沖縄サッカーの夜明け」と題して県内サッカーのルーツをマンガで探る。けが防止のためのコンディショニングの方法やパフォーマンスを上げるエクササイズ情報も満載だ。

 

1月創刊で、1年に4度の季刊を予定している。価格は450円。コンビニや書店に置かれる予定だ。

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