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「私が演じた鈴は、計算高くて口がうまいし、自分の女性らしさは武器だと認識している。でも、そこには彼女が抱えるトラウマとかいろんな理由があるんだと、裏設定を作ってから演じました」

 

そう話すのは、映画『夏への扉-キミのいる未来へ-』(近日公開)に出演する夏菜(31)。演じるのは、主人公の科学者(山崎賢人)の婚約者でありながら、彼を裏切り、冷凍睡眠(コールドスリープ)させる“悪女”。

 

山崎演じる宗一郎と彼を兄のように慕う璃子(清原果耶)、2人純粋さを際立たせること。それが今回の自分の役回りだったとも。

 

「映画を見た人に私がどれだけ嫌われるか。そこがポイントだと思いました。とにかく、悪い女で妖艶というふうに見えるように頑張りました。プレッシャーはありましたけどすごく楽しかったです」

 

物語は、冷凍睡眠をさせられた宗一郎が2025年に目覚める。彼女に「4年後はどうしてると思う?」と聞くと、「子どもは産んでいると思う」ときっぱり。取材の数日後、一般男性との結婚を発表したが、すでにお相手がいてのこの発言だった!?

 

「子どもができたら鬼母になりそう(笑)。私、3人きょうだいの長女で、2人の弟の面倒を見てきました。母よりも厳しくしたし、叱ったし、いま、愛犬のこむぎのしつけも厳しい(笑)。だから、旦那さんはいつも優しい人がよくて。私が怒っちゃうから、感情の起伏が激しくない人がいいなあと思う」

 

女優業もプライベートも絶好調。その飾らない人柄がウケて、バラエティにも引っ張りダコだ。

 

「役者の仕事っていまだに緊張するけれど、バラエティはこのまんま、ありのままの自分でいられる。やっていて楽しいと感じられるのは正直、バラエティのほうかもしれません(笑)。バラエティの自分がいるから役者として復活できて、両方やっていることで精神的にすごく充実しています。このスタンスは続けていきたいですね」

 

「女性自身」2021年2月23日号 掲載

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