第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が23日、オンラインで開催され、出場32校の初戦のカードが決まった。初出場の具志川商は、八戸西(青森)と21世紀枠同士で対決する。試合は大会第3日の3月21日午前9時開始。うるま市の具志川商で抽選会を見守ったナインは、対戦校も決まり、初戦突破へ向け気合を入れている。
開幕試合は神戸国際大付(兵庫)と北海(北海道)。秋季近畿大会覇者の智弁学園(奈良)は、第4日第2試合で同準優勝の大阪桐蔭と対戦。第3日第2試合では、秋季九州大会を制した大崎(長崎)が決勝で破った福岡大大濠と戦う。
うるま市の同校で抽選会を見守ったナインたちは、対戦相手が決まった瞬間「おおっ」と安堵(あんど)や驚きの声を上げた。21世紀枠勢での初出場対決に、粟國陸斗主将は「打撃が良いと聞いた。自分たちらしいプレーができれば勝利も見えてくる。一戦必勝で頑張りたい」と意気込む。抽選会後には、八戸西が8強入りした東北秋季大会の映像を確認し、分析に励んだ。喜舎場正太監督は「(相手は)投打でバランスの取れたチーム。しっかり分析し攻撃パターンを考えたい」と語った。
選抜大会は昨年新型コロナ禍で、開幕約1週間前に中止が決定。夏の全国選手権大会とその出場権を懸けた地方大会も中止。今回の選抜大会は、開幕前に出場校や大会関係者らを対象にPCR検査を実施。日本高野連は感染症対策を講じ、観客数を制限して開催する方向で準備を進めている。
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