沖縄県の玉城デニー知事は8日、県庁で記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染を食い止めるため実施していた県独自の緊急事態宣言の解除から1週間余がたち、新規感染者数は増加傾向にあるとして、再度の感染流行に警戒を呼び掛けた。玉城知事は「新型コロナの脅威が過ぎ去っていないということを県民や沖縄に旅行する一人一人が意識し、日頃の対策を講じることが大切だ。再発を警戒している段階だと伝えたい」などとと警戒を促した。
玉城知事によると、8日現在の県内の感染状況は、流行がいったん収まり、再度拡大した昨年9月末の状況に近いという。玉城知事は「時節柄、送別会や謝恩会などで感染リスクが高くなる。感染リスクを下げるよう、工夫と警戒を続けることが重要だ」と述べ、会食を行う際は「2時間以内」「4人以下」にするよう注意を呼び掛けた。医療提供体制がぜい弱な離島への渡航前には、PCR検査を受検することも求めた。
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