城間幹子那覇市長は16日、会見を開き、新型コロナウイルス感染症の高齢者へのワクチン接種を4月下旬にも始めることを発表した。同月中旬から接種券を送付する。かかりつけ医など医療機関での個別接種、公共施設での集団接種、高齢者施設などでの巡回接種を併用する。
個別接種は現在、90カ所の医療機関が候補に挙がっており、さらに増やしたい考え。集団接種は公民館など11施設と調整しており、状況に応じて増やす。個別接種は4月下旬に始め、集団接種は5月開始を予定している。高齢者への接種は2カ月半~3カ月で終えたい考え。その後、基礎疾患のある人、高齢者施設などの従事者、それ以外の人―の順に接種するが、ワクチンの供給状況によっては同時進行もあり得る。
市内のワクチン接種対象者は1月時点で約27万3千人(医療従事者約9700人を含む)で、このうち65歳以上の高齢者は約7万9400人。
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