【うるま】18日に告示されたうるま市長選は、市政継承を目指す中村正人さん(56)と市政刷新を訴える照屋寛之さん(68)が立候補し、ともに新人の一騎打ちとなった。18日の出陣式・出発式に両候補、支持者らはマスク姿で参加。新型コロナ対策をはじめ、さまざまな政策を訴える選挙戦が幕を開けた。
<中村陣営>命を懸けて頑張る
中村正人さんは同市の安慶名十字路で出陣式を開いた。支持者らはイメージカラーの緑色の鉢巻きを締めて集まった。
支持者らの拍手に迎えられて壇上に上がった中村さん。妻の睦美さんからたすきを掛けてもらい、表情を引き締めた。壇上から力強い言葉が飛ぶたび、支持者から歓声が湧いた。
マイクを握った中村さんが朝日を浴びながら「命を懸けて頑張る」と声を張り上げると、支持者の熱気は最高潮に。盛んな拍手が会場を包んだ。
中村さんの同級生が声を合わせて応援歌を歌い、支持者は「勝利のために頑張ろう」と拳を突き上げた。中村さんは支持者らに駆け寄り、一人ずつ拳を突き合わせて遊説に出発した。
<照屋陣営>市民のため尽くす
照屋寛之さんの出発式は同市みどり町の選対本部前であった。黄色のイメージカラーを身に着けた支持者が駆け付けた。
支持者らの拍手で出迎えられた照屋さんは、妻の加寿子さんからたすきを掛けられ、まっすぐ前を向いた。壇上で弁士が勝利に向けた決意を述べると、支持者らは拍手で応えた。
強い日差しを受けながらも照屋さんが「市民のために尽くす」と力を込めると、会場は盛り上がりを見せた。呼応する太鼓や笛の音も響いた。
地域住民は応援用の手作りうちわをあおぎ、支持者らが「輝く未来のために」と勝利に向けガンバロー三唱をした。照屋さんは支持者とグータッチを交わし、各地の演説へ繰り出した。
関連カテゴリー: