県新型コロナウイルス感染症対策本部長の交代を求める要請書を読み上げる沖縄・自民会派長の島袋大氏(右から2人目)と公明会派長の金城勉氏(同3人目)、赤嶺昇議長(右端)ら=26日午後11時ごろ、県議会自民会派室 画像を見る

沖縄県議会野党会派の沖縄・自民党会派長の島袋大氏、中立会派公明党会派長の金城勉氏と議会議長の赤嶺昇氏は26日夜、県議会の自民会派室で会見を開き、玉城デニー知事が務める県新型コロナウイルス感染症対策本部長に、副知事などを充てるよう県に要請したと明らかにした。

 

米軍基地問題など多くの課題が山積する沖縄県において「知事の役割と責任は膨大だ」とし、コロナ対策の総責任者の役割は切り離し、副知事が陣頭指揮を執る必要があるとした。想定する本部長として、医療担当副知事の謝花喜一郎副知事を挙げた。

 

自民・公明2会派と、一議員としての赤嶺氏の要請。26日に大城玲子保健医療部長に手交した。要請書では新型コロナの感染拡大に歯止めが掛からず、経済へも深刻な影響を与えているとして、早急な対応が必要だと指摘した。

 

会見で島袋氏は「知事には次年度予算や沖縄振興計画に懸命に取り組んでほしい」、金城氏は「大変な状況なので仕事を分担して、担当副知事でコロナ対策に専念してほしい」と述べた。赤嶺氏は「もはや知事1人では限界があるのではと思っている」とした。

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