フジテレビ局のアナウンサー9名が、6月3日から5日にかけて相次いで“ステマ疑惑”についてインスタグラムで陳謝した。しかし、その方法に「違和感がある」として物議を醸している。
まず6月3日に宮澤智アナ(31)、久慈暁子アナ(26)、木下康太郎アナ(35)、堤礼実アナ(27)がインスタグラムにコメントを投稿。
翌4日には杉原千尋アナ(25)、三上真奈アナ(32)、海老原優香アナ(27)が。そして5日に井上清華アナ(26)、三田友梨佳アナ(34)がインスタグラムを通じて騒動を陳謝した。
4月に『週刊文春』で同じ美容室やその系列店でネイルやまつ毛エクステンションなどの無料施術を受けた代わりに、“広告塔”としてインスタグラムで宣伝していたと報じられた同局アナウンサーたち。この行為が、「宣伝・広告だと悟られずに宣伝するステルスマーケティング」に該当する疑いがあるとして、局内で調査を受けていたという。
同誌によると『めざましテレビ』MCの井上清華アナ(26)が最も利用回数が多く、美容室が30回、ネイルサロン・マツエク店は15回。金額に換算すると、約90万円にのぼると伝えている。他にも『めざまし8』情報キャスターの堤礼実アナ(27)や『ノンストップ!』MCの三上真奈アナ(32)、同番組にレギュラー出演する杉原千尋アナ(25)も、トータルで10回以上の無料施術を受けていたという。
各メディアによるとフジテレビは5月28日、「社員就業規則に抵触する行為が認められました」として「『対価性があるのではと疑われるような行為』については、放送人としての自覚が問われる行動であり、関係者に対し厳正に対応しました」とコメントを発表。いっぽうで、「ステルスマーケティングに該当する行為はないと考えている」と否定する見解を示したという。