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暴行騒動から一転、読売ジャイアンツで“再出発”を果たした中田翔(32)。しかし、中田だけでなく球界への批判は未だ収まる気配を見せていない。

 

8月11日に後輩選手に暴力行為を行っていたことにより、所属していた北海道日本ハムファイターズから全試合の出場停止処分を受けた中田。今シーズンの出場は絶望的と見られていたが、わずか9日後の20日、無償トレードで読売ジャイアンツに移籍することが明らかに。さらに、同時に日本ハムから課されていた出場停止も解除されることとなったのだ。

 

すぐに一軍登録されると、22日の横浜DeNAベイスターズ戦にスタメン出場。各メディアによると試合前に、長嶋茂雄(85)から「中田君。いろいろあるけど、応援したいから今日来たの。一生懸命やって、ジャイアンツが優勝できるように頑張って」と鼓舞されたという。そして、長嶋の期待に応えるように、7回に2ランホームランを放つなど移籍直後から活躍を見せている。

 

この本塁打には長嶋も、窓をたたいて大喜び。“ミスタージャイアンツ”と呼ばれる長嶋が登場した試合で見せた中田の“復活劇”にはネットで一部の野球ファンから感動する声が相次いだ。

 

《素晴らしい話ですね。どうか頑張って欲しい》
《しっかりとジャイアンツで信頼を取り戻してほしいです。長嶋終身名誉監督のうれしそうな姿に感動しました》

 

長嶋の登場もあって、“美談”となった中田の復帰。しかし、冷ややかな声も決して少なくない。

 

有吉弘行(47)は22日放送のラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)で、「すぐに出れるだろ、別に謹慎しなくても。みんなそうだよ、宮迫さんとかもそうじゃないの? 闇営業行って、次の日に太田プロ来てればもう(テレビに)出られてる。『中田翔システム』だったら」と、不祥事で事務所を退所した宮迫博之(51)を引き合いに出して痛烈に皮肉。

 

日本ハムのOBである岩本勉(50)も23日放送のラジオで、「ファンを無視している」と“早すぎる復帰”に疑問を呈していた。あるスポーツ紙記者は語る。

 

「現在、巨人は阪神に次ぐ2位につけており、是が非でも優勝したい状況。そんななか“いわくつきの新戦力”に伝説である長嶋さんがお墨付きを与えたことで、一部のファンは歓喜しいてるのでしょう。

 

しかし、中田選手が出場停止していたのはたった10日間です。暴行事件というのは大変に思い問題です。にもかかわらず、移籍すれば起こした問題も“なかったこと”になり、試合に出場できるというのはあまりにも球界に自浄作用がないのではないでしょうか。今回の移籍がルール上問題なかったとしても、移籍早々に試合に出場させた巨人軍の対応には疑問が残ります」

 

移籍によってまるで暴力問題を清算したかのような一連の流れには、“ロンダリング”と批判の声があがっている。

 

《暴力ロンダリングすることで出場停止も処分選手も解除されるの、すごいな》
《ふと思ったんだけど中田翔巨人いるのおかしいだろ》
《これ、ただの暴力ロンダリングだよなぁ》

出典元:

WEB女性自身

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