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《「おしゃれマスク」というのは、パーティー内のひとつのイベントです。マスクも昨今はファッションの一部。デザインマスク、手作りマスク、夏用冷感 マスク・クールマスク、ネックゲイターなど、思いっきりカッコイイマスクをつけてマスクファッションを楽しみましょう。感染予防をしつつも、華やかに会場内を彩ってください》

 

群馬県利根郡片品村のほたか牧場キャンプ場で、8月27日から29日まで開催の音楽イベント「GLOBAL ARK 2021 -The 10th Anniversary-」。冒頭のように公式サイトでドレスコードとして“おしゃれマスク”の着用を促すいっぽう、「不織布マスクはNG」としたルールが物議を醸していた。

 

公式サイトによれば、“おしゃれマスク”の着用は昨年に続くルールとのこと。「会場内のマスク着用はマスト」と呼びかけている。いっぽうで「不織布マスクはNG」とする理由について、《双方がマスクをしていれば布マスクと不織布マスクに大きな違いは無いという事になります》などと主張。

 

また一部専門家の《密な場所や病院など、より注意が必要な場所では不織布、換気の良い場所で長時間使う場合はウレタン》といったコメントを抜粋し、ウレタンマスク着用の正当性も強調。そして《会場は野外であるため、換気が良く、イベントは長時間のため、この度のイベントに於いては不織布マスクではない方がいい》とまで明記している。

 

いっぽう感染症専門家や医師たち38名が8月18日付で、不織布マスクの徹底を呼びかけるといった「緊急声明」を出している。ウレタンや布製のマスクについては《直接下気道に吸い込まれ肺炎のリスクを高める粒子径5μm以下のエアロゾルの吸入阻止に無力である》と指摘。《空気感染は主に感染者の口腔から空間に放出されるウイルスを含んだエアロゾルが空間に滞留する量(濃度)に応じて起こる》とし、不織布マスクや空気清浄機などの科学技術を活用した対策の強化を訴えている。

 

■「自ら業界の首を絞めている」の声も

 

野外音楽イベントをめぐっては、8月20日~22日に新潟県苗場スキーリゾートで開催された「FUJI ROCK FESTIVAL’21」も大きな波紋を呼んだばかり。

 

「アプリの活用や来場者への抗原検査など、感染症対策を入念に講じた上での開催でした。ですがYouTubeの生配信で映された会場の様子では観客同士の距離が近く、多くの視聴者から『密になっている』との指摘が上がっていました。また参加者の6割が感染者が急増している東京からの訪問だったこともあり、イベント終了後の感染拡大を懸念する声も相次ぎました」(イベント会社関係者)

 

「GLOBAL ARK」の主催者は上毛新聞社の取材に対して、「そもそもマスクをしない人がいる客層。ファッションとして動機づけ、しっかり着用してもらおうと考えた。昼間は暑く、不織布では蒸れて外したり鼻を出す人も多い。ただ、(NGという)表現のインパクトが強かった」と説明したという。

 

“マスク着用の徹底を促すためのアイデア”だったというが、感染対策を軽視するようなやり方に「音楽業界の首を絞めている」といった批判が広がっている。

 

《不織布マスクではない方がいいと言うことに当てはまります ←「はぁ?」こういうので音楽イベントのイメージ悪くなるのぶっちゃけ迷惑っ》
《馬鹿げてるし自ら業界の首を絞めてるに過ぎないかと思う》
《フジロックもそうだけど音楽業界の主催者のイメージがどんどん悪くなっていってるなぁ》
《完全に音楽業界の足を引っ張った。自分達で首を絞めている事に気が付いていない。集客系のイベント全てに悪い影響を与える事になったと思う》

出典元:

WEB女性自身

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