10月19日、眞子さまは皇居・宮中三殿を参拝し、小室圭さんとの結婚を報告された。賢所、皇霊殿、神殿からなる宮中三殿には、それぞれ天照大御神と歴代の天皇や皇族、国中の神々がまつられている。
小雨がちらつく午前10時ごろ、やや緊張気味の面持ちで宮中三殿の正門をくぐられた眞子さま。白い帽子を被り、淡いミントグリーンのロングドレスに身を包んだ眞子さまは、庭上から拝礼された。
小室さんとの結婚に際して一切の儀式は行われないため、眞子さまは慣例儀式の1つである「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」を“私的な参拝”の形で行われたのだ。
「上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんは十二単、高円宮家の三女・守谷絢子さんも古式ゆかしい装束姿で、殿上から拝礼されました。殿上では洋装はNGとされており、お供する職員も装束姿と定められています。しかし眞子さまのようにドレス姿で庭上から拝礼されるケースは、結婚によって皇籍離脱される女性皇族の中で初めてのこと。
眞子さまと小室さんの結婚には批判的な声も根強く、国民感情を考慮して一切の儀式が見送られました。そのような条件を受け入れつつも、眞子さまは『ご先祖さまに挨拶もせず皇室を離れるのは心苦しい』と思われたのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
今後、眞子さまは22日に天皇皇后両陛下と面会し、お一人で結婚を報告される予定だ。眞子さまが小室さんと結婚されるまで、あと1週間。眞子さまは残されたわずかな時間で、皇族としての“最後のけじめ”をつけようとされているのか。
「小室さんとの結婚発表と同時に『複雑性PTSD』の病状が明らかにされた眞子さまですが、体調に不安を抱えながらも賢明に公務に励まれました。眞子さまは成年皇族としてこの10年、日本人移民の多いパラグアイやブラジル、ペルーなどの国々との交流を大切にされてこられました。
そして結婚というタイミングでパラグアイとブラジルから勲章が贈られたことは、眞子さまが友好関係に尽力されてきた証でしょう。眞子さまは皇室を離れるその日まで、皇族としての責務を全うしようとされているのです」(前出・皇室ジャーナリスト)
眞子さまが「小室眞子さん」になる日まであとわずか。異例となる手段を取られながらも、皇族としての“けじめ”をつけようとされている。