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《ヒヒラギの 葉の趣に 似たるなり タイ山村の 炉に立つ火揺らぎ》

 

学習院大学名誉教授の川嶋辰彦さん(享年81)が今年1月に送った年賀状には、こんな短歌も書かれていた。ヒヒラギとは柊のこと。尖った葉を持つ柊は、炉でゆらめく炎に似ているという歌のようだ。

 

川嶋さんの知人はこう語る。

 

「川嶋先生の胸の内のざわめきが強く伝わってきます。お孫さんの結婚問題については口を閉ざしていらっしゃいましたが、悩まれているご様子でしたから……。

 

柊の花言葉を調べてみてドキリとしたこともよく覚えています。『用心深さ』『先見の明』『あなたを守る』……。眞子さんにもっと用心深くなってほしいということなのか、あくまでもお孫さんを守るという決意表明だったのか。もしかしたら、その両方のお気持ちだったのかもしれません」

 

宮内庁の発表によれば、東京都内の病院で川嶋さんが逝去したのは11月4日午前11時55分。最愛の祖父を看取った眞子さんは仮住まいにしているサービスアパートにタクシーで帰ったが、車内ではずっとうつむいており、左目に浮かべた涙はいまにもこぼれ落ちそうだった。

 

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