批判のなか開催された東京オリンピック、次々現れる新型コロナウイルスの変異株、大谷翔平が大リーグで日本人2人目となるMVPを獲得するなど、これまでになく激動の年だった2021年。芸能界でも衝撃的な事件が次々と起こっていた――。本誌が目撃してきた数々のスクープのなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介したい。
今年5月に本誌が報じた、最愛の長女が体調を崩したことにともない中村玉緒が始めていた“逆介護”生活。同じマンションの別室に住み、長女を支える玉緒だったが生活に変化が。実は“同居”を解消し、1人で暮らし始めていたというのだ。長女を残して家を飛び出した玉緒に一体なにが――(以下、2021年10月26日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ
9月下旬の朝9時すぎ。東京都内の高級住宅地にある瀟洒なマンションから、中村玉緒(82)が姿を現した。
淡い秋色のジャケットにシックなパンツというファッションは年齢を感じさせない。外には女性マネージャーが迎えに来ており、仕事に出かけるようだった。
「じつは最近、玉緒さんはこれまで住んでいた都心のタワーマンションから引っ越して、一人暮らしを始めたのです」(中村家の知人)
これまで玉緒は、かつて付き人も務めていた長女・Aさん(58)と、部屋こそ違うものの、同じマンションで暮らしていたはずだった。しかし、その同居が解消され、82歳にして“家出独居”とあっては穏やかではないーー。
「以前はマンションの上階にAさんが住み、下のほうの階に玉緒さんが住んでいました。仕事があれば一緒に出かけていましたし、母娘にとって理想的な“スープの冷めない”距離だったわけです。
そんな関係だったのに、わざわざ転居したということで、当然周囲も母娘関係に変化があったのかと、心配する声が上がっていたのです」(前出・中村家の知人)
長女のAさんは、かつては女優として活躍していたが、のちに玉緒の個人事務所の社長にも就き、長年裏方に徹してきた。
しかし、本誌2021年5月25日号で、Aさんが昨秋から体調を崩して事務所社長を退任し、車いす生活を余儀なくされていたことを報じた。母である玉緒が、彼女を“逆介護”する状態になっていてーー。
「Aさんの代わりに玉緒さんが個人事務所の社長に就いたのです。かつては、Aさんのほかに長男の鴈龍さん(享年55)もいましたが、2019年に亡くなってからは、母娘2人きり。今では、玉緒さんがお一人で事務所を切り盛りして、仕事を続けている状態になっています」(別の中村家の知人)
冒頭、出かける中村に、別居に至った経緯を聞こうと、本誌記者は玉緒に声をかけた。彼女は「ありがとうございます」とポツリと話すだけで、ほかに何も答えることはなかったーー。