“猫界の国連”を自認する「Federation Internationale Feline(国際猫連盟/以下FIFe)」は、ロシアによるウクライナ侵攻を非難する声明を公式サイト上で発表した。理事会は、3月1日付けで国際大会からロシアの猫を排除すると決定したという。
FIFeが発表した声明は、強い語調でロシアを非難する内容だった。
「ロシア軍がウクライナに侵攻し、戦争を始めたことに衝撃と恐怖を感じています。
罪のない多くの人々が亡くなり、さらに多くの人々が負傷し、何十万人ものウクライナ人が命を守るために避難を余儀なくされています。
私たちは、この前代未聞の侵略行為によって引き起こされた破壊と混乱を目の当たりにしています」
そして、この困難な状況下でも、ウクライナの愛猫家たちが必死に猫や他の動物たちの世話を続けており、ポーランドやルーマニアをはじめとした隣国のFIFe会員が彼らを手助けしている現状を賞賛した。
理事会は「このような残虐行為を目の当たりにして、何もせずにはいられません」と、厳しい“制裁”措置を発動させた。
まず、ロシアで繁殖した猫を国外のFIFeに登録することを禁止。また、FIFeが主催する国際大会に、ロシア在住の出展者は猫を出場させられなくなった。
この規制は5月末まで適用され、状況により見直されるという。