《思わずオダギリさんに(肉まんの)美味しさを伝えたくてお話ししたんですが、「僕、お肉食べられないんです」と言われてしまいました(笑)》
『週刊文春』3月17日号のインタビューでこう答えたのは、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でオダギリジョー(46)と共演した松原智恵子(77)。
NHKのドラマ関係者は、オダギリが“肉断ち”している話は以前から聞いていたと証言する。
「数年ほど前、オダギリさんと話していたときに『牛肉と豚肉は食べない』とお話しされていました。2人の息子さんを大切にしているので、成人するまで自分が健康でいなければという責任感なのかなと思っていました」
’19年9月、オダギリは自身が監督を務めた映画『ある船頭の話』の記者会見で、
「健康診断の結果が、あまりよくなくて。大げさな話、残された自分の時間を改めて考えて、やっぱり映画が撮りたいと思った」
と語っていた。“肉断ち”は体調管理の一環なのだろうか。
「長丁場の朝ドラ撮影中は免疫力アップのため、一家で納豆を常備食にしていたそうです。“和食以外にもパンにも合う”と話していたそうです」(制作関係者)
“肉断ち”ポリシーは、今回の朝ドラスタッフにも周知されていた。前出の制作関係者は言う。
「朝ドラは食卓のシーンが多く、実際に食べるシーンもあります。事前に出演者の方々に、アレルギーの有無や食べられない食材を聞くようにしています。そのため、オダギリさんが牛肉や豚肉を食べるシーンはありません。
ただ、大阪のクリーニング店で働いていた2代目ヒロイン・るい(深津絵里)が錠一郎(オダギリ)と結婚を決め、花嫁修業していたときのこと。“大阪の母”和子さん(濱田マリ)からも褒められたお手製の肉じゃがは“大阪流”のため牛肉が入っていました。
ですから、この場面にはオダギリさんは登場していませんし、口にすることもありませんでした。鶏肉と魚は問題ないとのことでオダギリさんが食べるシーンを撮る場合は、そうしたメニューを心掛けていると聞いています」
オダギリの事務所に“肉断ち”の真意を聞くと、こんな回答が。
「イスラム教では豚、ヒンドゥー教では牛を食べることを禁じています。そこには何かしらの理由があるのだろうと思い、約10年前からそれらを断つことにしたようです。体調管理というよりは、人体実験のような感覚で始めたそうです。
ただ、そのせいかはわかりませんが、以前のように撮影現場で監督とぶつかったり、脚本についてもめたりすることが減り、本人も怒ることやイライラすることが減ったように感じているようで、そのまま続けているそうです」
オダギリの近年の活躍の秘密は、“エヴリバディに優しくなれる”食生活の変化にあったみたい!